マイケル・ムーアが称賛した映画監督が明かす、元妻からの告白「行為中の自分の表情が見たい」

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映画監督の原一男さんが、8月29日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。あるドキュメンタリー映画の撮影裏話を語った。

原さんはこれまで『ゆきゆきて、神軍』や『全身小説家』など、数々のドキュメンタリー映画を制作した映画監督。その内容の濃さから、日本だけでなく「ベルリン国際映画祭」をはじめとした海外の映画祭でも話題となっている。同じく映画監督のマイケル・ムーアも彼の作品を称賛し、影響を受けたとのこと。じつはその大きな影響力がセクシービデオ業界にまで浸透。現在では当たり前となった、ある撮影方法を生み出したという。

それは監督自ら性行為に参加して撮影をする手法。なぜ、そうしたものをドキュメンタリー映画で撮るようになったのかを訪ねると、離婚をして1年、ある日元妻がやってきて「沖縄県に行って自力出産をしたいので、原くんに撮ってほしい」と依頼があったのだとか。その撮影中に「(性行為中の)自分の表情を見てみたい」と言われ、カメラを持って性行為をすることになったという。この元妻の一言が、革命的な撮影方法を生みだすきっかけになった。

原さんはカメラマンでもあるので、どうやって撮ろうかと作戦を練ったそう。フィルムカメラは重く、下から撮ると楽ではあるが、鼻の穴ばかりしか見えない。やはり映画の作り手としては、綺麗に撮影をしてあげたいという思いがあり、たがいに向き合った形で撮ることになった。原監督は当時のことを振り返り「すごく腰に負担をかけた」と言い、女性の美しい表情を撮るために男としては頑張ったと回顧。「若かったら出来たんだよね。過酷な労働で快感なんてありゃしない」と話した。そうして撮影した映画『極私的エロス・恋歌1974』は、日本全国から指示を集めただけでなく、フランスの映画祭でも賞を受賞した。

ほか、獄中出産を経験した女性や脱法クラブ、覚せい剤の新使用法である大麻ジェル(ワックス)について有識者が説明。絶対に真似をしてはいけないと警鐘を鳴らしつつ、その実態を語った。

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