乳がんで妻を亡くしたプログラマーが『家、ついて』に登場、彼女の日記には…

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8月26日に放送された『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』(テレビ東京系、毎週月曜27:55~)は、一人暮らしをしているプログラマーが登場した。

終電を逃した人にタクシー代を払う代わりに「家、ついて行ってイイですか?」と頼み、その人の自宅について行く“完全素人ガチバラティ”。矢作兼おぎやはぎ)とビビる大木らが司会を務める。

今回は、日本最大級の手作り品市場である「ヨコハマハンドメイドマルシェ」に潜入。プログラマーの戸次(べっき)さん(31)に声をかけ、お買い物の代金を支払う代わりに家を見せてもらうことになった。

自宅では、戸次さん手作りの食器棚やゼリー、味噌、お菓子、裁縫類などが披露された。そんな中、キッチンには多くの食器が置いてあった。その理由を問うと「妻がいたので」とポツリ。3年半前の27歳の時に乳がんが見つかり、亡くなったことを明かした。18歳の時に100円ショップのバイト先で奥さんと出会ったという戸次さん。彼女の第一印象は愛想がなく、男に媚びない感じだそうで、芯の強さに惚れたとのこと。戸次さんが料理や裁縫などが趣味で、女性的なところがある分、ボーイッシュな奥さんと惹かれあったのだろうと話した。また、結婚は25歳の時。6年ほど付き合っていたため、相手から「もう結婚しない?」と言われ「それいいね」と同意した。じつは戸次さんの旧姓は「宮尾」。奥さんの苗字になっているのだが、その理由は「じゃんけんで負けたから」。

結婚しようとした時に、奥さんには胸のしこりがあった。手術で腫瘍をとり、調べてみるとステージ2のがんだったという。抗がん剤や放射線治療を行って問題なかったのだが、26歳の時に再発。肺や肝臓に転移し、余命1年と宣告された。しばらくは黙っていたものの、亡くなる10か月前に、会社を2か月休んで2人へ旅行に。奥さんへは、仕事を休む前に余命のことを伝えたのだとか。当時の彼女の日記を読むと「私はやりたいことをやって死ねるのだから、なんて恵まれているんだろう」と書かれており、戸次さんは「話して良かった」と振り返っていた。現在は、奥さんと闘病した経験を生かしてピンクリボン運動に参加。乳がんについて正しい知識を広めるべく活動していることを明かした。

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