イッセー尾形、自身の引き際について語る「身体がきかなくなったら…」

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イッセー尾形が、8月13日に放送された『チマタの噺』(テレビ東京系、毎週火曜24:12~)に出演。自身の引き際やフリーになってからの活動について現状を語った。

MCの笑福亭鶴瓶とは同い年の尾形。長年経営していた飲食店が閉店するVTRを見た2人は、自身の「引き際」について私見を述べる。鶴瓶は、自身に弟子がおり、落語界の今後のことを考えねばならないため「自分で辞めることができないんですよ」とコメント。一方、尾形は「これ見てたら考えるわ」とポツリ。鶴瓶は「(辞めたら)アカン」と止めつつ、長年所属していた事務所を退所し、フリーになってまだ数年の尾形に対し「そこからスタートと考えると、まだ浅い」と語る。尾形は同調しつつ「最終的に身体がきかなくなったら人形芝居をしようと思っている」と構想を明かした。また、フリーになった時は、高校に行って演劇部の先生をやろうと思っていたり、奥さんと夫婦漫才をしようとしたりしたと振り返った。

鶴瓶は、大阪に「もうアカンやめます」と看板を掲げて経営しているお店が過去にあり「全然やめへんかった」と回顧する。それを受けて尾形は、フリーになってからは自身の奥さんと二人三脚でやっており「結果的に良かった」と胸中を吐露。「裏看板(背中)に『もうやめます』ってつけておこうかな」と言い、スタジオを笑わせた。フリーになったということは、新たなスタートになることから「若返るよね」と質問を投げかけると、尾形は「そうだね」と一言。観客の前に身を晒し、自分の考えた芝居を観てもらえるのは「自分が思っていないところが活性化する」と話した。

2人と同い年に三宅裕司もいるのだが、鶴瓶は「ケガとかされると心配する」と語る。同世代がいまだに頑張っていることが話題になると、尾形は、若い頃はそれぞれの道を歩いて距離も遠くなってしまうが、年齢を重ねていくと、だんだんとその距離が縮まっていくと話した。

ほか、舞台でのアクシデント、尾形が出演した『鶴瓶のスジナシ』(TBS系)での思い出話、尾形流の台本の覚え方などが明かされる一幕があった。

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