要潤、イサム・ノグチ最後の傑作「モエレ沼公園」を求めて北海道へ

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要潤が、7月27日放送の『新美の巨人たち』(テレビ東京系、毎週土曜22:00~)に出演。この日は、20世紀を代表する現代彫刻の巨人、イサム・ノグチにスポットをあてる。

同番組は、旅人=アートトラベラーが、毎回作品が展示されている美術館や建築物、ゆかりがある場所などへ足を運び、作品の秘密や、アーティストの人生に迫り、より豊かな美術鑑賞の旅へと視聴者を誘うもの。市川実日子がナレーターを務める。

イサムは東洋と西洋の狭間で生まれ、長い旅を続けた天才芸術家。その激動の人生の果てに生まれたのが、北海道札幌郊外の大地に広がる「モエレ沼公園」だ。この広大な敷地全体が“ひとつの彫刻”となっている。誕生したのは2005年で、マスタープランを作成した直後にその生涯を閉じたイサムは、この公園の完成を目にすることはなかった。

広さは東京ドーム40個分。清々しい大気や木々の緑、青々とした芝生に自然の息吹を感じるが、非常に独特なつくりをしている。左右対称の大きな山、直線の道、直角に曲がる道、そしてただただ広い……。また人工の山、モエレ山の高さは52mと、それほど高くはないのに、不思議なことに山頂の稜線に近づくと、登っていく人間が蟻のように小さくなってしまう!? そんな北の大地に出現した“巨大な彫刻”は、一体どうやって生まれたのか。

1988年、札幌市から公園建設を打診されていたイサムの元に届いた候補地の写真。興味を引いたのは当時巨大な埋立地として使われていたモエレ沼の航空写真だった。雪が残る中、精力的にこの地を走り回り、「これは僕のやるべき仕事」だとつぶやいたその真意とは。

イサム・ノグチ最後の傑作を訪れた要は何を思うのか? さらに、“鳥”になって「モレエ沼公園」の全貌に迫る。

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