ゴミ山で暮らす青年、“人食い山”の炭鉱夫の“飯”を調査!『ハイパーハードボイルドグルメリポート』1年ぶり復活

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「ヤバい人たちのヤバい飯を通じて、ヤバい世界のリアルを見る」という前代未聞のグルメ番組『ハイパーハードボイルドグルメリポート』(テレビ東京系)が、1年ぶりに復活。『ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート』のタイトルで、7月15日(月)21時から2時間スペシャルで放送される。

これまでに、リベリアの元人食い少年兵や殺し合いを繰り返すアメリカの極悪ギャング、シベリアのカルト教団など世界のディープな人々の“飯”を徹底取材してきた同番組。2017年10月に第1弾が放送されるや、深夜にも関わらず放送中からネットでも話題に。さらに有吉弘行のSNSでのつぶやきを皮切りに、ジャーナリストの田原総一朗や漫画家の真鍋昌平など各界の重鎮も反応。「ギャラクシー賞」を受賞するなど高評価を得た。

その後、2018年4月に第2弾、同年7月に第3弾が放送され、こちらも大きな反響を呼んだが、「あまりにもヤバすぎる」として制作が一時ストップ。そしてこの度、1年間の沈黙を経て、なんとゴールデンでの復活が決定。出演は前作に引き続き小籔千豊。そして今回は番組の大ファンだという有吉がゲストとして初登場。さらに番組初の試みとして、副音声の生放送を実施する。

第4弾となる今回は、ケニアのゴミ山で肺を病みながら暮らす青年や、南米ボリビアの“人食い山”と呼ばれる鉱山で命をかけて働く炭鉱夫、東ヨーロッパの小国ブルガリアで独自の自治を持つマフィア組織、アメリカで敵対する黒人至上主義集団と白人至上主義秘密結社に密着。さらに、地球上で最後の2頭になってしまったキタシロサイ親子の“飯”も取材。彼らはどのように生き、何を食べ、何を思うのか。小籔が「見た方がええけど、見ない方がええ気がする……でも今の日本人、とくに子供たちに見せるべき番組」と語る話題作は必見となっている。

小籔からのコメントを以下に、紹介する。

――この番組がゴールデンで放送されることになったと聞いた時の感想は?

ナイスな判断やと思いました。ゴールデン、そらそうやろ! って。逆に、今まで深夜の放送でいいという判断をしていたテレ東の上層部に対して首をかしげますね(笑)。この番組は大人向けのように感じるけど、僕は子供たちに見せるべき番組だと思ってるんで、いろんな世代の人に見てもらえるゴールデンもいいけど、子供が見やすい土日の朝、それが一番いいと思いますね。僕この番組、教育番組やと思ってるんです。小さい時から「食べ物を残すな。同じ地球には食べられへん人もおんねんぞ」って親にことあるごとに言われてて。この番組を見た時も、親の言う通りだな、僕も食べることに集中し、生きるために食べ、食べ物があることに感謝しなきゃと思ってたんですけど……人間てアホなんですよ、たまに忘れてしまう。お金もそれなりに稼ぐようになって、やれミシュランだ、やれ高糖度のフルーツトマトだなんていうようになってる僕にでっかいハンマーで頭どつかれたような感じ。この番組が1年ぶりやから悪いんですよね。これが年に4回とか月1オンエアになれば……。神様は僕を見てると思いますね。忘れた頃に教訓ビジネスをもらえるわけですから。

――今回、有吉弘行さんがゲストとして出演されますが、いかがですか?

有吉さんは僕ら世代の覇者。この番組は若者が見るべきやと思っているので、その若者に絶大な支持を受けていて、その上おじさま・おばさまからも信頼を得ている有吉さんが出演することで番組の内容を目にする機会が一人でも増えるのはいいことやと思います。僕、この番組に関してはテレビ出演させてもらってる感覚ないんで、何か語ろうとか有吉さんから面白エピソード引き出そうとかいう気持ちも、まったくないんです。きっと二人で、なんかエグい番組あるから家で見ます? っていう感じになるんちゃうかな。

――視聴者へメッセージをお願いします。

今はネットが台頭してきて、「今のテレビはどうやねん」みたいなこと言う人がけっこうおるんですけど、この番組に関してはテレビだからできたというか……危険なところに取材に行って、放送できるように編集して、テレビを点けっぱなしにしていたらたまたまやってたから見てまうってことができたわけじゃないですか。これがネットやったら取材に行けたかどうかわからないし、なんといっても自分で選択しないと番組が見られない。テレビのいい面は、こういうところだと思いますね。NHKやったら小難しいいうて若者は見いひんけど、アホな番組をやってはるテレ東で、変なカタカナのタイトル……なんやこれって見た人、おると思うんですよね。それでこういう番組を知ることができるんで、よかったんちゃうかと。テレビの存在価値みたいなものを感じていただけるんじゃないかと思います。

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