内野聖陽、両手を胸に「愛されている…」最強ヒロイン役に「演技力半端ない」と絶賛の声『きのう何食べた?』

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西島秀俊内野聖陽がW主演を務めるドラマ24『きのう何食べた?』(テレビ東京系、毎週金曜24:12~)の第8話が5月24日に放送。インターネット上では、内野の演技に注目が集まった。

同ドラマは、『大奥』『西洋骨董洋菓子店』などのヒット作で知られるよしながふみ原作の同名マンガを実写ドラマ化したもの。2LDKのアパートで同居する、料理上手で几帳面な弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)の2人の日常が、食卓のシーンとともに描かれる。史朗役を西島、賢二役を内野が務めている。

賢二は周囲に自分の恋愛対象が男であるとカミングアウトしているが、史朗はそれを隠して生活しており……。今回、賢二から男女のカップルが多いレストランに呼び出された史朗。そこには、賢二の友人である長島義之(正名僕蔵)と本田鉄郎(菅原大吉)のゲイカップルがいた。人目もはばからず、イチャイチャする義之らにやきもきする史朗は、つい2人に冷たい態度をとってしまう。帰り道、史朗は謝る賢二に怒鳴りつけてしまった。

後日、買い物友だちの主婦・富永佳代子(田中美佐子)から桃を分けてもらった史朗は「賢二の大好物。たまにはうまいもの食わしてやりたい」と優しくつぶやく。そんな彼を見て佳代子は、史朗はクールなイメージがあるが「(賢二を)大事にしている」と印象が変わったことを伝えた。彼女の発言に史朗は改めて「賢二と別れたら俺の方がダメージでかいんだろうな」と彼の重要さに気づいていた。

そんな中、義之らと再び会うことに。自宅に来るということで、史朗は料理でおもてなしをした。食事を楽しんでいる最中、鉄郎が今回の相談内容を話し出した。自分は飲食店を数店舗経営しており、それなりの財産もある。そのお金を義之に渡したいというのだ。鉄郎の両親は健在なのだが、このままだと3分の1は両親に譲らなければならない。鉄郎は声を震わせながら「歯を食いしばって貯めたお金を……田舎の両親にビタ一文渡したくないんです」と言い、義之を養子縁組にしたいと、弁護士である史朗に相談。じつは、今回会いたがっていたのも、職場でゲイを隠している史朗に配慮して一度会っておきたかっただけだった。史朗は心配そうに見つめる賢二を一瞥し、2人に最大限のサポートをすることを約束した。

義之と鉄郎が帰った後、謝る賢二だったが、イラついていたのは(カミングアウトできていない)自分に対してであることを言えなかった史朗。翌日、史朗が出勤する前に賢二は「夕飯はハンバーグが食べたい」とおねだり。2人は笑顔を取り戻す。いつも仲直りの機会を与えてくれる賢二に感謝の気持ちが芽生えた史朗に対し、賢二も朝食のデザートに桃を用意してくれた史朗について「史朗さんが俺のために……すっごく愛されている」と胸に両手を当てて喜んでいた。

ネット上では、正名と菅原のいぶし銀の演技に絶賛する声や、今回が原作でも人気の回だったこともあり、「セリフ一言の向こう側にどんなストーリーがあるか考えさせられる」との声が。また、内野については、戸惑い、謝罪、喜びなどの気持ちを表す演技が好評で「喋らなくても表情ですべてを語る」「演技力半端ない」「最強のヒロイン」と絶賛する声も多数あがっていた。また、次週はテニス中継のため放送休止。週末の楽しみにしている人も多く「国家権力でどうにかならないか」といった反応もあった。

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