「ホストの帝王」として知られ、メディアに引っ張りだこのローランドが、5月4日放送のサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:20~)にゲスト出演。「こんなに楽しい番組だとは思わなかった」と言って、溢れ出るサッカー愛を披露した。

ホストとして大人気を博しているローランドだが、中学生時代は柏レイソルJr.ユースに所属し、その後はサッカーの名門・帝京高校に特待生として入学しプロを目指していた生粋のサッカー小僧でもある。その交遊録には、モドリッチやロベルト・カルロス、デル・ピエロ、ロナウジーニョ、フィーゴといったレジェンドたちがズラリ。小児がんのチャリティイベントを開催しようとしていたローランドの思いに胸を打たれたモドリッチが、様々な選手に協力を依頼したことで輪が広がったという。

26歳で歌舞伎町のトップに立ったローランドだが、その原動力はすべてをサッカーに捧げてきた学生時代にあった。多感な10年間で恋愛をしたこともなく、高校の文化祭でも「お前たちはサッカーをしていれば良い」という雰囲気があり殆ど参加することはできなかった。しかし、同年代の宮市亮や宇佐美貴史らプラチナ世代の代表クラスを見て「プロにはなれない」と悟り、高校でサッカーを辞めることを決断。「スタジアムで輝くことは出来なかったけれど、何か人々に影響を与えられる人間になりたい」という思いを抱き続け、行き着いたのがホスト業界だった。しかし、下積み生活は長く、1ヶ月の給料はわずか6~9万円のことも。空腹でお酒を飲むと酔っ払ってしまうので「負けの味よりも歯磨き粉の味の方がマシ」と考え、歯磨き粉を食べて出勤したこともあった。「学生時代の全力の10年間が無駄だったと思ったこともありましたが、ナンバーワンになったときに、その時代への反骨心がなかったらここまで来ることは出来なかった。月並みな言葉ですが“無駄な努力はない”と思った瞬間だった」と語った。

そんなローランドの代名詞となっているのが“ビッグマウス”。毎月のNo.1争いでも「No.2になろうと思ってもなれない」「誰かNo.2のなり方を教えてくれない?」と口にする。実はこの発言、自身へのプレッシャーとして敢えて口にしているのだとか。「僕はどちらかと言うと自分を追い込まないと頑張れないタイプ。それをストイックという人もいるけれど、そうではなく、自分の甘さだと思っている」と自己分析し、自身を鼓舞するためにビッグマウスを用いている場合もあると明かした。

そして話題はスポーツ界のビッグマウスに。イチローは2008年シーズンの最多213安打をダスティン・ペドロイアと分けた時に「僕はナンバーワンになりたい。オンリーワンになりたいとか甘いことを言っているヤツが大嫌い」と発言。勝村が「海外の人は、優勝以外興味ないよね?」と問いかけると、ローランドも同意し「ベスト8で良いというヤツは負けを肯定しているということ? 不思議に思う」とコメント。片渕茜アナウンサーに「もし同じようなシチュエーションになったら?」聞かれると「最高の栄誉に輝いたのは彼だね。なぜなら、俺と並んだからさ」と即答。片渕アナが「すごい、すぐに出てくるんですね!」と驚くと「いつも格好つけて“アドリブです”と言うんですけど、実はコーヒーを飲みながら何かないかなって創作活動しています(笑)」と告白。あくまで自分基準にすることで、自らを立てつつ相手も立てて、誰も不幸にならないような言葉を意識していると話した。

さらに「Jリーグをプロデュースするなら」というテーマでは、ローランドが4つの提言を披露。学生時代に坊主でサッカー以外考えるなというのは没個性で、業界が魅力的にならないと指摘し「見た目のブラッシュアップ」を提案した。「ファッションを気遣っている選手がチャラチャラしているという風潮は間違っている。魅せる仕事だからそれを含めてプロ」と語り、2002年の日韓ワールドカップで巻き起こったベッカムフィーバーを例に上げ、「“ベッカム格好良い”で入ったミーハーな子が、ゆくゆくは“ベッカムの上げるアーリークロスのタイミングが良い”と言っているかもしれない。“Jリーガーは格好良い”“Jリーグを観に行くのはオシャレ”という感覚になって欲しい」と話した。

続いて、昨今話題の「VAR(ビデオアシスタントレフェリー)」に言及。ローランドは「完全反対派」だと明かし、「あれはダイブだ! ファールだ! というアフタートークも含めてサッカーの魅力」とコメント。「VARは精度の高い判定になるかもしれないが色気がなくなる。アーティスティックなプレイヤーがラフプレーしたとしても“彼のプレーをもう一回見たいから注意にしよう”と審判に思わせる。そうやってすべて巻き込むのが選手の能力でもある」と持論を展開。

続いて「FWはもっとエゴイストたれ!」と提言。「味方を上手く使うことが大切だというのはごもっともだけど、超究極のエゴイスティックなストライカーが出てきたら日本サッカーは変わる」と思いを吐露。そして最後に、番組のテーマでもある「日本が世界一になるために必要なこと」を聞くと、「JリーグクラブのUEFAチャンピオンズリーグ」への参入を提案。「アジア1枠でも良い。世界一を目指すには世界を目指せるメガクラブがないと成り立たない。チャンピオンズリーグにJリーグが参加できるとなったら熱が増す。UEFAのチャンピオンズリーグアンセムが流れて、オールド・トラフォードでレイソルが試合をするとなったら痺れる」と話した。

どんどん熱を帯びていくサッカートークにローランドは「こんなに楽しい番組だとは思わなかった」と笑みを見せ、勝村も「お酒が欲しい。朝までこんな話がしたい!」と大盛り上がりを見せていた。

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