本番強要や盗撮被害など風俗トラブルの“今”を弁護士が暴露

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風俗トラブルを3000件以上担当してきた弁護士・若林翔さんが、3月28日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。風俗店での本番強要や盗撮被害についての現状を暴露した。

若林さんの事務所は東京・歌舞伎町のすぐそばにあり、通常の案件を受け持っているものの、風俗関係の相談が7割を占めるという。若林さん曰く、先日、有名俳優が逮捕され話題となった派遣型マッサージやデリヘルなどで働く女性に性的暴行を加えたり、本番を強要するといったトラブルが巷でも急増中。若林さんのもとには、実際に本番強要をし、店に損害賠償請求を求められたり、会社にばらすと脅されたりしている相談者が来るとのこと。

なお、裁判沙汰になると、強要された女性はその様子を裁判で細かく説明しなければならない。また、時間や費用がかかるため、泣く泣く示談で済ませることがほとんどだという。

しかし、逆のパターンもあり、女性から誘ってきたのに「無理やり本番された」と当たり屋的な被害に遭うケースもある。若林さんも同様の事件を担当したことがあるといい、似た相談が何回もあったことで不審に思ったため、調べると被害者がすべて同じ女性だったという。「そういうケースならばお金は払えません」と弁護を断ると、相手は「警察に言う」と伝えてきたため、若林さんは警察に事情を話して交渉し記録も全て見せた上で、対応を求めたとのこと。

もちろん無理やり本番強要された被害者もいる。その場合は病院に行ってDNA検査や診断書などの証拠を取っておくことで、刑事事件、裁判、示談交渉すべてに有利になると説いた。

また、風俗嬢を狙った盗撮被害も増えていると若林さん。デリヘルを使って女性を呼び、ホテルや自宅でカメラを仕込んでおいて、行為をしているところをこっそり撮影するという。ひどいケースだと盗撮した動画をインターネットで販売されるケースもあり、実際に風俗店のスタッフが、盗撮された動画を発見し、若林さんのもとへ駆け込んだこともあった。若林さんは警察と連携して犯人を捕まえ、損害賠償を請求したと振り返っていた。

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