和田正人『やじ×きた』撮影初日にふんどし一丁!「国民的なドラマになれば」

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4月6日スタートの土曜ドラマ9『やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛』(BSテレ東、毎週土曜21:00~)の記者会見が3月26日、都内で行われ、喜多八役の和田正人、弥次郎兵衛役の松尾諭、十返舎一九役の竹中直人が出席した。

“弥次さん喜多さん”で知られる、江戸時代最大のベストセラー小説「東海道中膝栗毛」を原案に、オリジナルにある“破天荒な味わい”をかなり忠実に再現してドラマ化した本作。物語は、ひょんなことから女と女房に捨てられ、江戸に居場所がなくなった喜多さんと弥次さんが、東海道を西へ「お伊勢参り」にかこつけた“自分探し”の旅に出発するところからスタート。その後、東海道の有名宿場で騒動に巻き込まれる道中を描く。

和田は「自分が子供の頃、昭和の時代によく見ていた時代劇というとどうしても『水戸黄門』が頭の中に出てくるんです。この作品をやるにあたってもこのことがずっと頭に浮かんでおりました。放送期間中に元号も変わりますが、『水戸黄門』に代わるような国民的なドラマになれば嬉しいなと思っております」と意気込みをみせた。

昨年の8月から京都の撮影所で行われていた撮影についても「女のお尻を追っかけて、目先のお金に目がくらむどうしようもない役。松尾さんは地で演じていらっしゃいましたけど、僕は大変でした」と松尾をイジりながら回想。撮影初日から裸になるシーンがあったといい、「映画村での撮影は自分は初めてで、周囲にお客さんも見ている状態だったので、緊張していたんですけど、ふんどし一丁で映画村を駆け回ったら、後は吹っ切れました」とコメントした。

松尾とのコンビについても「このドラマをやる前から、ご一緒させてもらったこともあったし、松尾さんも僕もお酒もご飯を食べるのも大好き。だから一緒にいろいろご飯を食べに行ったりしていたんですけど、だからこそ、撮影が始まってからもスムーズで息があっていた印象がありました」と息ぴったりな様子。「とても仲良くさせてもらっている懐の広い先輩です」と紹介した。

松尾は「ふざけたドラマですが、僕たちは根がふざけているので、地のまま」と役作りには困らなかったとのこと。「僕自身は役作りはしていないんですけど、和田さんもお芝居をしていないと思ったら違うんだな~。演技していたのなら、相当演技がうまいんだなって」と和田の発言をいじってニヤニヤ。

竹中も役作りはしていないといい、「わたしはこの芸能界に入って35年。役作りについては何も考えたことがない」ときっぱり。自身も「東海道中膝栗毛」のドラマ化や舞台化を以前から考えるほど好きな作品だと明かし、「この2人がやじきたになったことは嬉しかった。2人が楽しく演じているのを見て、僕まで楽しくなった」と2人のコンビネーションを絶賛。会場には一九の相棒として登場するモルモットの大福も登場し、「本当に可愛くていい子。撮影中もじっとしてくれていて、僕の話もよく聞いてくれて……」と大福の頭をなでながらにっこり。会見中は終始ご機嫌だった。

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