“暑苦しくない男2人”が魅力!? 光石研、岡山天音に「グルーブ感じてる」

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光石研が主演のドラマ『デザイナー渋井直人の休日』(テレビ東京系、1月17日スタート、毎週木曜25:00~)の記者会見が16日、都内で行われ、光石をはじめ、黒木華岡山天音松本佳奈監督が登壇した。

映画にもなった「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」などを手がけた漫画家・渋谷直角の同名最新コミックを原作に、光石が演じる中年デザイナーの渋井直人が、次々に現れるヒロインたちに右往左往する日常を描いていく。

光石は冒頭「仕事はできるんですが、恋のデザインが苦手な渋井です」と挨拶。さらに「僕も雑誌が売れている時代に多感な時期を過ごし、それに乗っかった世代。渋井直人のように、洋服や音楽にも興味があって……。だから、自前のチノパンから衣装チノパンに着替える、みたいなことがあるんですが、それぐらい自分自身にも似た所がいっぱいある」と役について語った。

デザイナーの日常を描くということで、劇中に登場するインテリアや店などはどれもおしゃれなものが並ぶ。光石は「撮影部、照明部、録音部、みんなこだわって作っています。ロケ場所も厳選して渋井直人にピッタリな所を探してくださって。細かい所まで世界観を作ってくださってる。僕はセリフを覚えて、風邪を引かずに現場に行けば、周りの方々が準備しているので、なんの心配もないです」とスタッフへの感謝の意を示した。

そして今回、渋井の恋人となる三浦カモメを演じる黒木は、光石との共演が約8年ぶり。光石は「過去にご一緒にしたときは、黒木さんが新人というのを知らずにやっていた。当時から“体幹”があるというか、どんなホームになってもちゃんと打ち返せる女優さんだと思っていました」と黒木を絶賛。そして、これからクランクインだという黒木に、「僕はいつも通りやって、黒木さんにおんぶに抱っこでやらせていただこうと。もう体幹しっかりしてるからね」と期待を寄せると、黒木も「光石さんにも楽しんでもらえるように、おんぶできるように筋力をつけようと思います」と応えた。

また松本監督は、岡山が演じる渋井のアシスタント・杉浦ヒロシと渋井との関係性について言及。「まず並んでいる姿が愛らしい。男2人のバディで、こんなに暑苦しくない2人がかつて居ただろうかというくらい。この作品の中で渋井さんと杉浦君のシーンは、すべての話を通しての大きな柱でもあります。杉浦君のとぼけた中にも渋井さんへの尊敬や思いやりを感じる、そんなすごくいい塩梅のいいキャラを演じてくださっています」としみじみ。それを受け光石は、「(岡山との芝居は)ものすごくやりやすいし、一緒にセリフを合わせたりするのが楽しい。“グルーブ”っていうんですかね……」というと、岡山も「撮影が進む中で“グルーブ”感じています」と言い、黒木も「バイブスを感じてやっていきたい」と切り返した。

さらに、記者からプライベートでのこだわりについて聞かれる場面も。光石は「おうどんが好き。九州出身なので、九州風の甘薄い出汁のうどんを食べております」と通販で取り寄せるほどうどんに夢中なよう。また岡山は、インドア派のようで「一人で過ごすのが好きなので、休みの日は極力家で過ごすというのがこだわりです。本を読んだり、壁を見たり……」と冗談交じりに答え笑わせた。黒木は猫を飼っているとのことで、「猫が過ごしやすいように、高いところにものを置かないとか」と猫中心の生活であることを明かした。

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