ジャニーズタレントや吉永小百合と同じ中学校出身のゴミ屋敷住人が「死にたい」を連発する理由とは?

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12月24日に放送された『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』(テレビ東京系、毎週月曜27:55~)は、過去に同番組に出演した男性が再び登場した。

終電を逃した人にタクシー代を払う代わりに「家、ついて行ってイイですか?」と頼み、その人の家について行く“完全素人ガチバラティ”。ビビる大木矢作兼おぎやはぎ)らが司会を務める。今回は、過去に出演した前田さん(69)宅に再びスタッフが出向き、あるお願いをすることになった。

前田さんとは2年前の夏に出会っているスタッフ。前田さんは、若い頃に体を壊したこともあり、ほとんど働いたことがなく、父親に助けられていたとのこと。その父親も亡くなり、財産を切り崩しながら生活をしているため「情けない」「元祖引きこもり」と自虐する。

一軒家に住んでいるものの、前田さん宅はゴミ屋敷状態。父親が生きていたころは、掃除されていたが、亡くなってからは一切しなくなったという。食事は納豆、玉ねぎのみ。納豆の空パックはゴミ袋などに捨てず、部屋に散らかり放題。計算では、7~8年で財産が尽きてしまうといい「(その頃までには)死にたいよ」と悲観的に語っていた。

そんな前田さんに「ゴミの処理代をお支払いするので、年末の大掃除をしませんか?」とお願い。20年以上掃除をしていないという自宅をどんどん清掃していくことになった。ゴミの中には、妹の卒業アルバムがあり、吉永小百合や当時ジャニーズに所属していたあおい輝彦らと同じ中学校出身であることを明かした。

食事は相変わらず納豆なのだが、炊き立ての玄米をジャーから直接食べ、しばらく黙り込む一幕も。じつは、飴を舐めたところ歯に痛みがあり「熱いものを押し付けて治している」と明かし、VTRを観ていた矢作らを爆笑させた。

あまりの汚さに2日にわけて掃除。開かずの間であった玄関も開放され、キッチンや居間などに散乱していた本やゴミがどんどん片づけられた。結局、処理代は32万4千円かかり、総重量1トンのごみが出た。見違えった自宅に前田さんも「すごいキレイ」と感動していた。

最後に、父親が亡くなり、寂しい気持ちはあるものの「散歩ができればいい」とコメント。最近は体力がないため1か月に1回程度しか散歩ができず、相変わらず「死にたい」とこぼす前田さん。住んでいる東京・代々木から新宿まで散歩することがあるのだが「人が恋しくて歩いているだけ、孤独が紛れる」と話していた。

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