12月15日の18時30分から土曜スペシャル『はじめて東京行ってみたら？～秘境＆離島から！自分の夢を叶えるために頑張る旅』（テレビ東京系）が放送。「愛媛県の仲良し夫婦」が57年目の新婚旅行として息子が住む東京へ。彼らの様子を見ていた大園桃子（乃木坂46）が号泣する一幕がある。

本番組は、東京から飛行機や電車を乗り継ぎ辿り着いた場所で“東京に行ったことがない人”を探し「東京に行ってみませんか？」と訪ね、それぞれの「はじめての東京旅」に密着する企画。スタジオには、小泉孝太郎、島崎和歌子、小峠英二（バイきんぐ）、大園桃子（乃木坂46）星野みなみ（乃木坂46）、鷲見玲奈（テレビ東京アナウンサー）が集結し「初めての東京旅」を見守る。

番組スタッフは、東京から約6時間、愛媛県北東に位置する岩城島へ。人口約2000人の小さな島で、別名「青いレモンの島」という名のとおり島中がレモン畑という岩城島で、民宿兼居酒屋「よし正」を夫とともに48年間切り盛りし、仕事一筋の人生だったという純子さん（76）と出会う。順子さんを紹介してくれた農家レストラン「でべそおばちゃんの店」のゆうこさ ん（70）、さよこさん（70）の親友が揃って“青いレモン3人娘”で東京旅をすることに。3人の目的は「豊洲市場に青いレモンがあるかを確認し、東京のグルメを爆食い」すること。果たしてどんな旅になるのか？

続いて、「徳島の女ジュリー」こと、徳島県三好市の山間部に位置する地域に住むたまみさん（63）と遭遇。沢田研二（ジュリー）に憧れ、子どものころから歌手を夢見ていたが、家庭の事情で高校を中退し、歌手の夢をあきらめた苦い思い出があったと明かす。現在は、職場の老人ホームで歌いながらみんなを楽しませている彼女の夢は「東京のライブハウスのステージで歌うこと」だった。初めて飛行機に乗り、いざ東京へ！

高知県の三原村では「仲良し高校生コンビ」と出会う。アニメが好きな木戸くんと畑中くんは、小学生の時から親友。木戸くんは東京に行ったことがなく、東京に行ったらアニメグッズを買いたいという。一方の畑中君は去年修学旅行で一度だけ東京に行ったことがあるそう。そんな東京2人旅に密着する。生まれて初めて秋葉原に降り立った2人の反応は？

愛媛県の離島、人口わずか150人ほどの魚島に住む「仲良しの関戸夫妻」にも遭遇。勝由さん（81）とシゲ子さん（77）に話を聞くと、勝由さんは、会社員時代に東京へ行ったことがあるが、シゲ子さんは初めてだそう。勝由さんの定年退職後、これから2人でのんびりと……と思っていた矢先、勝由さんの病気が発覚。島から出ることなく過ごしてきた2人は、新婚旅行もしておらず、今回の東京ふたり旅は結婚57年目での新婚旅行でもあり、東京で働く息子に会いに行く旅となった。まずは東京・青山の美容室でシゲ子さんがイメチェン。勝由さんが向かったのは高級ジュエリー店。57年越しの結婚指輪を購入するというのだ。素敵なプレゼントの後は、東京で単身赴任する息子に会いに行くことに。早速息子の新居に入ったシゲ子さんはいきなりベランダに向かった！　そして、スタジオの大園が号泣……。一体何が？

このほか「秋田県のトトロ美人姉妹」「宮崎県のさかなクン大好き小学生」が登場する。

収録を終えた小泉は、「『東京に行く』ことが自分史には残らないわけですが、今回の人たちにとっては『人生の自分史のベスト3』にはいるかもしれない。これはすごいことですよね。しかも、僕は標準語で育ってきたので、リアルな方言の言葉にグっと来ました。感じた言葉が心にバンと伝わって、素敵だなと思いました。レモンが食べたくなりましね」とにっこり。

島崎は、同じ高知県出身の高校生2人組を見て、「心配だわ～。でも自分たちもこうやって年齢を重ねると、また違った東京を見てみたいと思うのかなって思いました」としみじみ。

小峠は、「感動するのもありましたし、腹の底から笑うのもあって、面白かった。いろんな世代の『初めての東京』が見られて見応えはありましたね。あの高知の高校生2人組は心配だな～仲の良い掛け合いがおもしろかったです」と、楽しんだ様子。

大園は、「涙が止まりませんでした。50年ごしの新婚旅行のご夫婦の方とか……本当に感動したので見てください！　初めての東京でも、いろいろ動き回ることができて、番組の力っていいなと思いました」とアピールした。

星野は、「私もご夫婦に感動しましたが、個人的には“レモン”のお話が、すごい愛を感じて面白かったです。あと、東京の人って冷たくて『話しかけても返事してくれなそう』って思われているんだ……って思いました」と寂しげな表情を見せるが、VTRには、初東京の彼らを「助けてくれる優しい人が多い」東京の姿も映し出されている。その真相は、番組でチェックしていただきたい。