フェルメール「ワイングラス」の男女はどんな関係?日本初公開作品の魅力に迫る

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12月1日放送の『美の巨人たち』(テレビ東京系、毎週土曜22:00~)は、17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメールを特集する。

世界中の人々を魅了してやまないフェルメールの作品。日本で過去最多の作品が東京・上野の森美術館(~2019年2月3日まで、その後大阪市美術館へ)にやってきた。番組では2週にわたってフェルメールが残した美と謎の物語にスポットをあてる。

放送の1回目は、今回が日本初公開の油彩画「ワイングラス」に注目。男性がワインを勧め、女性が飲み干した瞬間を描いた瞬間が描かれたこの作品、2人は恋人同士なのか?

フェルメールの絵は、いつも画面左側から柔らかな光が差し込んでいる。彼はその部屋で起きた日常のひとコマを、いくつもの小道具を駆使して構図を練り上げ、寓意を込めて、“訳アリ”の一場面として描いて見せた。「ワイングラス」に描かれたステンドグラス、青い椅子に置かれた楽器リュートや楽譜などの小道具にはどんな意味はあるのか? そこに込めたフェルメールの真意とは?

実は「ワイングラス」には、同じモチーフの絵がもう1枚存在する。2つの作品を比較して見えてきたものとは一体何か? さらに立体にしてわかったフェルメールの天才的な意図について迫っていく。

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