41歳の最年長地下アイドル、“踊れるババァ”目指す理由とは?『家、ついて』

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11月26日に放送された『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』(テレビ東京系、毎週月曜27:55~)は、アラフォーで地下アイドルをしている女性に密着した。

同番組は、終電を逃した人にタクシー代を払う代わりに「家、ついて行ってイイですか?」と頼み、その人の家について行く“完全素人ガチバラエティ”。ビビる大木矢作兼おぎやはぎ)らが司会を務める。

スタッフが下北沢駅で声をかけたのは2人組ユニット「乙ナティック浪漫ス」に所属する地下アイドルの鈴瑚(りんご)さん(41)。今のグループでは1年8か月、アイドル活動自体は3年ほど続けているという。パートナーも同年代であり、グループのコンセプトは「大のオトナがバカっぽい地下最年長アイドル」で“踊れるババァ”を目指しているのだとか。

ライブではステッカーやTシャツの物販をしており、その売り上げやお客さんに買ってもらったチケットのバックが収入源になるそうで、月に8万円程度になるとのこと。

昔からバンド活動はしており「音楽を仕事にしたい」という思いはあったものの、親が病気をしてしまったため18歳で頓挫。「夢を追いかけている場合じゃない」とイベントコンパニオンなどをして働き、29歳でカウンターのあるおしゃれなバーを経営した。毎日仕事ばかりだったが、2011年東日本大震災に遭遇。「これで終わっていいのかな?」と考え、若い頃に音楽をやりたかったと、アイドル活動をスタートさせた。

異色のアイドルのため、お客さんからは「ババァ」という感じで見られるが「なるべく喋って、前向きなオバさんだと受け入れてくれる」と語る。“イタい”と思われるよりも「オバちゃん面白いね」とイジってもらえるような存在を目指し、鈴瑚さんは「売れたいです」と力強く述べた。

もちろん年齢に対する衰えも感じているそうで、出来る範囲のことをやるしかないとのこと。スタッフから「50代、60代になってもアイドル活動を続けているか?」と問われると「続けていたら素敵だなと思います」と吐露。鈴瑚さんにとって、アイドルとは「本当の笑顔になれる場所」と話していた。

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