名古屋グランパスの小西工己社長と清水克洋マーケティング部長が、テレビ東京系で11月24日に放送されるサッカー番組『FOOT×BRAIN』（毎週土曜24:20～）にゲスト出演。好調を維持する観客動員のヒミツについて語る。

名古屋グランパスにとって初のJ2となった2017年。クラブのトップに小西社長、チームのトップに風間八宏監督の新体制で挑み、1年でのJ1復帰を達成。残念ながら2018シーズンは残留争いから抜け出せずに低迷しているが、それにもかかわらず観客動員は好調を維持。2～3割は観客が減ると言われるJ2で前年の31.9万人から32.3万人へと動員を増やし、さらに今年は2試合を残して40万人突破が確実となった。

番組アナリストの都並敏史が、「トヨタの大きなお金でドーンとやって、ダメだったらガラッと変える印象だったのが、今は皆でクラブを作り上げている雰囲気がある」と語るなど、外から見ても確かな変化があるという名古屋グランパス。この2年で一体何が変わったのか？

番組では、そのヒミツを突き止めるために名古屋のホーム、豊田スタジアムを取材。清水部長は「企画を提案してNGと言われることは殆どない」と明かし、サッカーの常識に囚われないアイデアで観戦者へのユニフォームプレゼント企画を実施するなど、あの手この手でファン・サポーターを楽しませる姿があった。

これらを実現するために、これまでしっかりと扱われてこなかった観客データやアンケート結果を分析。スタジオの小西社長は「サポーターの経営参加」と言って、サポーターの思いをすくい上げることの重要性を説き、VTRで登場した風間監督も「勝ち負けだけでお客さんが入る世界ではない」と力説。番組MCの勝村政信も「ソシオのよう」と思わず頷く、名古屋グランパスのマーケティング戦略が明らかになっていく。