議員の指示で書類送検…元エリート男性が渋谷駅で「彼女募集」の看板を持ち続ける理由とは?『家、ついて』

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11月12日に放送された『家、ついて行ってイイですか? (明け方)』(テレビ東京系、毎週月曜27:55~)は、渋谷駅前で「彼女募集」のプラカードを掲げ続ける謎の男性に密着した。

同番組は、終電を逃した人にタクシー代を払う代わりに「家、ついて行ってイイですか?」と頼み、その人の家について行く“完全素人ガチバラエティ”。ビビる大木矢作兼おぎやはぎ)らが司会を務める。

スタッフが渋谷駅で声をかけたのは「彼女募集」のカードを持って立っていた園田さん。現在56歳で、この活動を4年半続けているのだとか。職業は派遣社員で、お金が貯まると一旦仕事をやめて、婚活に専念しているという。これまで彼女がいたことはなく、好きな人ができても告白ができなかったのだとか。交際している男性がいるのかを聞くのに2~3年は費やしてしまう奥手で、ただ想い続ける日々が続くのだそう。

そんな園田さんは、現在借金をしながら生活をしているが、もともとは関西大学社会学部出身のエリートで「セレブを放棄した」と語る。じつは20代後半~30代は自民党や民主党の政治秘書をしていたそうで、辞めた理由について「1回恐怖を覚えた」と語った。

当時、選挙になると、法律に反することも指示されたと回顧。自分を一番かわいがってくれた人が、詐欺容疑で捕まり、裁判に出廷する前日に自殺をしてしまったそうで、その選挙事務所にいた頃に、園田さんも書類送検されたという。本来ならば、郵便局を通してはがきを郵送しなければならないのに「はがきを撒いてこい」と指示された園田さん。リーダーに任命されたものの直前になって拒否。代わりにポスティングを行った人が捕まり、園田さんは取り調べを受けるだけで不起訴になったそう。その後、逆恨みされることがあり「定職に就くことが難しくなった」と正社員として働かない理由を語った。

それから十数年。「何かやり残したことはないか」と考えた末に、母親に孫を見せられなかったことが悔しく、反省もしているため「みなさんにそうなっちゃいけないよ」と訴えたくてこの活動を始めたことを語っていた。

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