最愛の彼女が自殺…それでも前を向く男性の自宅に『家、ついて』が潜入

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10月22日に放送された『家、ついて行ってイイですか? (明け方)』(テレビ東京系、毎週月曜27:55~)は、結婚を前提に付き合っていた彼女を亡くしたという男性に密着した。

同番組は、終電を逃した人にタクシー代を払う代わりに「家、ついて行ってイイですか?」と頼み、その人の家について行く“完全素人ガチバラエティ”。ビビる大木矢作兼おぎやはぎ)らが司会を務める。

スタッフが錦糸町で声をかけたのは、セレクトショップを経営している佐久間さん(39)という男性。自宅には「昔ハマっていた」というフィギュアが800体以上並べられており、部屋も片づけられていない箇所があった。

そんな佐久間さんは、片親で育てられ、20歳の時に母親を亡くしたという。自身を愛人の子どもだと言い、母親がどんな仕事をしているのか分からず「ギャンブルで育てられたようなもの」と回顧した。

また、4年前に結婚を前提に付き合っていた彼女が、心の病気で自殺をしてしまったことを明かす。そこから佐久間さん自身も病んでしまうのだが、いつしか特撮にハマり、ライダーの孤独な一面に共感。そのことがきっかけでフィギュアを集めだしたという。

自宅には彼女の服や写真などが残されていた。「捨てなきゃいけないのに捨てられない」と語る佐久間さん。仏壇に飾られていた生前の写真を見つめ「涙を流さずに見られるだけでも強くはなったのかな」とコメントし、彼女については「忘れるのは無理」とし「『こういう子が好きだった』という気持ちを抱きながら次に進みたい」と述べた。

番組では、取材から2年4か月後の現在の様子にも密着。スタッフが家に入ると、前回とは比べものにならないほど部屋が整理されていた。心境の変化があったそうで、フィギュアも半分以上を売り、そのお金で家具を購入。散らかり放題の部屋を片付け、DIYでリフォームしたとのこと。

彼女の遺品があった部屋も片付けて寝室にした佐久間さん。「ここを見逃して他をやっても逃げているだけ」と言い「過去は過去で受け入れなきゃいけない」と話した。しかし、目隠しはしているものの彼女の写真や仏壇は残していた。

現在はメイドバーにハマっており「可愛い女の子がいるとお酒って美味しい」と一言。癒しを求めたり、経営しているセレクトショップのお客さんと行っているとのこと。

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