中村倫也、眞島秀和ら出演決定!亀梨和也主演『東野圭吾 手紙』

公開: 更新:

12月19日(水)21時から放送のKAT-TUN亀梨和也が主演を務めるドラマスペシャル『東野圭吾 手紙』(テレビ東京系)。このほど、広瀬アリス中村倫也高橋努眞島秀和西田尚美渡辺いっけい田中哲司榎木孝明小日向文世が出演することがわかった。

発行部数240万部を超え、映画化、舞台化もされている、人気作家・東野圭吾の代表作「手紙」をドラマ化。犯罪加害者の弟となってしまった武島直貴(亀梨)が、周囲の差別や偏見に苦しみながらも、やがて自分の家族を持つまでの軌跡を劇中で交わされる兄弟の手紙を通して丁寧に描いていく。

原作の刊行当時(2003年)より、情報の拡散力が上がったデジタル社会の現代。今回のドラマ化に際し、獄中の兄から届く手書きの手紙とSNSで簡単につながってしまう社会との対比を、現代版の「手紙」として描いていく。家族とは何か? 愛とは何か? 絆とは何か? を問いかける社会派エンターテインメントドラマ。

このたび新たに発表されたのは、直貴の恋人・中条朝美役を広瀬、朝美の従兄で許嫁・嘉島孝文役を中村、直貴の職場の先輩・寺尾祐輔役を高橋、直貴が就職する「真芝電機」人事部の社員・町谷健二役を眞島、朝美の母・中条京子役を西田、直貴のバイト先の居酒屋店長役を渡辺、強盗殺人被害者遺族の息子・緒方忠夫役を田中、朝美の父親・中条浩臣役を榎木、直貴の就職先の社長・平野宗一郎役を小日向が演じる。数奇な人生をたどる直貴が、この登場人物たちとどのように関わっていくのか? その先に待ち受けている直貴の運命とは……?

また、劇中で重要な登場人物である直貴の兄で強盗殺人犯の武島剛司役、直貴を支える白石由実子役もまもなく発表される予定だ。

キャストからのコメントも以下に紹介する。

<亀梨和也 コメント>
武島直貴を演じている時間は、この作品のテーマである“生きるということの複雑さ”を、良い事もそうでない事もとても敏感に感じながら過ごさせてもらった時間でした。僕の感覚でわかりづらいかもしれませんが、頭と心の距離感をいかに縮めて、尚且つそれを外に出せないというマインドを作り上げるというのは、凄く苦しかったですね。直貴という役は、これまでの亀梨和也としての経験を生かし、引き出しを開けながら演じられる役ではなく、寧ろ、引き出しに鍵をかけながら演じなければならなかったというところが、自分自身、とても良い挑戦だったと思います。深川監督とお仕事するのは初めてでしたが、凄く寄り添ってくださる監督でした。何かメッセージを訴えかけるような役どころではない、どちらかというと受け身なので、その時感じた事や、悶々とため込んだものを、やっと吐き出せた時のセリフは、変にこなれないように意識しました。すらすらセリフを言うというよりは、感情的になったり、逆に感情を抑えたり……その辺をお芝居の中では気を付けて、テクニック的な部分はなるべく排除しようと思っていました。撮影の間、監督には、僕自身の内から滲み出るものをとても大事に撮ってもらい、僕自身もそれを惜しみなく生み出すという作業だったのかなと思います。共演者の皆さんはとても印象的で、例えるなら旅をしているみたいでした。「直貴の途中下車の旅」みたいな感じで、皆さんといろんな出会いをして、いろんな発見がありました。出来るだけ多くの方たちに、この「手紙」を受け取って頂けたら、と思います。そしてこの「手紙」を受け取った皆さんが、どういう風に感じてくれるのかという事、それがお返しの「手紙」として自分に届いたら、幸せだなと思います。

<広瀬アリス コメント>
今回「手紙」がドラマ化になり、しかもこの作品に参加出来る事はとても光栄です。元々映画の『手紙』を勧められて観ていたのですが、とても良くて何度も見返していた作品です。いろいろ考えさせられるお話ですし、とても繊細な作品でもあるので、私も一つひとつのシーンを大事に演じました。人間の良いところばかりを描いていない、妙にリアリティーのあるとこに恐怖を感じます。それでも懸命に生きている一人の人間の姿がとても心に残ります。映画版を観た方も観てない方もきっと何かを感じて頂ける作品になっていると思います。是非、ご覧ください。

<中村倫也 コメント>
直貴とは住む世界の違う、少し嫌な奴? でも憎めない男?? なんだか抗えない、やるせない気持ちになってもらえるように、自分なりに繊細に演じました。作品の中で良いスパイスになっていれば幸いです。ご期待ください。

<高橋努 コメント>
もともと原作を読んでいて、更に深川組という事で、現場が始まるのを楽しみにしていました。亀梨君と絡むのは初めてでしたが、亀梨君は初日から主人公の不幸性を背負っていて、とても芝居が良く、そこに僕は乗るだけでよかった。深川組全員がこの作品に対して追求はもちろん、遊びも出来たと思う。深川さん流石です。みどころは亀梨君の芝居! 歌! 切なく、なんとも言い難い哀しみのある話です。罪を犯してしまった人の身内、そのまわりの人間達、被害者家族……。身近にあって欲しくない、しかし身近にありそうな話なので、是非観て頂いて共感・感動して下さい。

<渡辺いっけい コメント>
亀梨君演じる主人公・直貴は何も悪い事をしていないのにどんどん世間から弾かれていく。非常に胸の痛くなるドラマです。でもどうか見届けてほしい。彼がそれをどう受け止め、どう乗り越えようとするのかを。簡単には答えの出ない問題に真正面から取り組んだ作品です。どうぞご期待ください。

<榎木孝明 コメント>
娘の恋人が犯罪者の身内だと知ったら、親はどんな行動をとるのか。あくまでも芝居であるはずなのに、今回は私も娘を持つ父親として本気で悩みました。世間体は気にしない広い心と、娘の行く末を心配する親心が葛藤しました。作家は見てきたような話を書き、役者は体験したような人生を演じますが、人間の深層心理をえぐり出すこの物語は、生半可な想像力では賄い切れない厳しさを持ちます。重厚な人間ドラマをどうぞお楽しみください。

<小日向文世 コメント>
東野圭吾さんの作品に参加するのは、この「手紙」が3作目です。今回も深い人間ドラマに圧倒されました。主人公・武島直貴役の亀梨君とは初めての共演でした。静かな中に緊張感のある現場で、充実した時間を亀梨君と共有出来たと思っています。ドラマの出来上がりがとても楽しみです。是非ご覧になってください。

PICK UP