斎藤工「反感買うかも…」パタハラ被害受けるイクメン役に『ハラスメントゲーム』

公開:

斎藤工が、10月29日放送のテレビ東京開局55周年特別企画ドラマBiz『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系、毎週月曜22:00~)の第3話に、イクメン役でゲスト出演することがわかった。ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』や『BG~身辺警護人~』に続き、脚本家・井上由美子との再タッグにも注目だ。

同ドラマは、唐沢寿明が演じるスーパー業界大手老舗会社「マルオーホールディングス」の富山支店長・秋津渉が、広瀬アリス演じるコンプライアンス室の女性社員・高村真琴と、同室に持ち込まれる難問・奇問を独自の手法と視点で解決していく姿を描いていく。

第3話で斎藤が演じるのは、パタニティーハラスメント(=パタハラ)を受けているマルオーホールディングス本社・商品開発部の徳永悠馬。育児のために労働時間を短縮できるイクメン時短を利用しているが、そのことで嫌がらせを受けているという。しかし、部長も他の部員も徳永の融通の利かない態度に不満を漏らし、同情する者はいなかった。そこで秋津は異動を薦めようとするが、次第にこれがただのパタハラではないことに気づく。果たして、斎藤が演じるイクメンの素顔の裏に隠された真実とは……?

斎藤のコメントも以下に紹介する。

〈斎藤工 コメント〉
色々な作品でご一緒させていただいている井上由美子さん(原作・脚本)の、アンテナや役柄の広さに毎回驚かされているのですが、今作はゲスト出演する3話の台本を拝見しただけでも、すごく遠いものだと思えたものが実はすでに自分のそばに存在している、という部分にフォーカスが当たっていく事に、ある種の怖さというものを感じました。僕が演じるのは、イクメンの徳永という役です。観た方に共感もしていただきたいですし、反感を買うかもしれないキャラクターですが、ただどこかで「あぁ、この徳永の要素って自分にもあるかも」というような人間味を感じてもらえるよう演じています。「ハラスメント」や「コンプライアンス」と聞いても、どこからどこがどのような「ハラスメント」なのか、という事自体を僕らはあまり知らないし、知らされてないという事が多い気がするんです。だからこそ、楽しみに観ていただきたいことはもちろんですが、翌日出向く会社や学校、自分がいる組織の中で、自分の日常と結実していく部分を見つけ、「あれはこういうハラスメントに当たるかもしれない」といった、ある種参考にもなる娯楽(ドラマ)になるのではと思います。観たことによって救われる人もいるかもしれませんし、改めようと思う人もいるでしょうし、日常に大いに反映される、とても意義のあるドラマなのではないかと思っています。内容の濃い作品となっていますので、あえて、ぜひご家族で観ていただき意見交換をしてほしいなと思いますし、誰かの苦しみを開放する力がある作品だと思いますので、僕自身も視聴者として放送を楽しみにしています。

PICK UP