『トゥナイト2』の乱一世、“シャレで済まなかった”業界から干された理由

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乱一世が、9月20日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。自身がテレビ業界から干された真相を語った。

乱は1980~90年代に活躍したタレント・レポーター。政治経済から風俗店情報まで幅広いジャンルを取り扱い深夜の時間帯ながら、視聴率10%超えを連発していた『トゥナイト2』(テレビ朝日系)のリポーターとして人気を博していた。番組が人気になった理由ついて乱は、現在のようにインターネットで検索できる時代ではなかった点、東京でトレンドになっていることにみんな興味があった点がうまく時代にハマったのだと分析した。

基本的に、ジュリアナ東京のお立ち台ネタ、女子高生ネタ、風俗ネタなどで1か月構成しており、乱は100軒以上の風俗店に通い、人気の風俗嬢にインタビューをしていた。その風俗嬢を探すのが大変だったそうで、顔出しOK、トークがうまい、ドタキャンがない子、セクシーなイメージカットを撮らせてもらえる子などが条件で選んでいたという。

当時は「バストトップやお尻の割れ目もOKだった」という時代で、風俗嬢が全裸でシャワーを浴びるシーンを堂々と放送していた。映ったら放送事故になってしまうアンダーヘアを隠すため、カメラの手前に花瓶を置き、あくまで自然な形で撮影をしていたのだとか。

こうしてイケイケ状態だった乱だが、1997年8月に同番組で「風俗の裏技」を特集。気合いを入れて臨んだ企画だったため、視聴者に対して「すごいことが起こる」と煽り「これから(CM中の)2分間差し上げます。親戚に電話をするなりビデオをセッティングするなり、トイレに行きたい人は行ってもいいですよ」と言ったそう。スタッフから軽く「2度と言わないでね」と言われ「謝罪しようか」と自ら申し出たが、その時は「シャレで済むよ」と返されたそう。

しかし、翌日の夕刊に一連の流れが取り上げられ大問題に。これが引き金となり、決まっていたテレビやラジオの仕事がとん挫。約2年半で徐々に仕事がなくなってしまった。テレビ業界で干されたものの、現在はナレーターとして活躍。6本のレギュラーを持っているとのこと。

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