草野仁「人生100年」イキイキと過ごす人生の先輩たちに驚愕

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BSジャパンでは、敬老の日の9月17日から9月23日の1週間を「人生100年応援ウィーク」と銘打ち、長寿の人生を応援する番組が連日放送されることがわかった。ウィークの締めくくりとなる23日(日)19時からは特別番組『粋な人生100年LIFE』がオンエア。この度、「人生100年応援ウィーク」の広報アンバサダーでもあり、特別番組に出演する草野仁高橋克典岡田結実の取材会が行われた。

「人生100年時代」と言われるこの時代、100歳までイキイキと過ごすにはどうしたらいいのか? この特別番組では「粋でスタイリッシュな100年ライフ」をテーマに、素敵な100歳人生を応援していく。80代でも現役で働いている元気な人々や、趣味や新たな生きがいを見つけてセカンドライフ を満喫してエンジョイしている人々を紹介し、その元気の素を探るほか「100 年人生は、こんな生活がやってくる!」ということで、自動運転やITホーム、自動通訳など、最新の楽しい未来を紹介する。

現在74歳の草野は、「いずれにしても日本では人生100年時代が間違いなく到来する。その中でどう考え、どう生きていけばいいか、大きな課題だと思います。この番組を通して、私自身も考えました。その観点で、ぜひ今後を見据えて、番組を見ていただけると嬉しいです」と。また高橋は、「人生100年という新しいイメージに対して、計画とか夢の数とか、僕はとても欲張りになりました。それだけ時間があれば、これから叶えたい夢も、まだまだまったく別のものでも、一からやる時間があるん だな、と心の余裕が持て、とても楽しみになりました。ゲストの方々も超ド級のとんでもない方々ばかりで、素晴らしいビジョンを聞くことができました。ぜひ皆さんも楽しんでいただければと思います」とコメント。

そんな2人を横目に、現在18歳の岡田は、「100年先なんて考えたことなかったんですよ」と述べると会場は爆笑。「考えても20代、30代のことだったんですが、この番組に出て、ゲストの目標や夢を聞いて、芸能界でやりきって燃え尽 きてしまえばいいと今まで思っていたんですけれど、セカンドライフの目標なんかも探してみてもいい のかなと番組を通して思いました」と明かした。

番組の収録を終えた3人は、それぞれ刺激を受けた様子。草野は「登場されたみなさんすべてエネルギーをもった方ばかり。ポーラの美容部員をなさっていて、フェイスマッサージをずっとやっている方、所作振る舞いを見ても、86歳に思えない。どこまでも続けていけるのではないかと思えるあの方のエネルギーがすばらしいと思いました。また、栄村で民宿を経営なさ っている方、あれだけ厳しい環境でつらさとかを表に出さずに、すいすいと楽々やってのける彼女のすごいエネルギー! 亡きご主人の思いが根底にあるんだと思いますが。並外れたパワーを持った方、社会にこんなにいらっしゃるというのが、大変力強く感じました」と語った。

高橋は「僕も俳優やってきて、この世界で裏方とか製作をやりたいと思っているんですが、英語を学ばれて世界を広げたという方が気になりました。別の国の語学を学ぶということは、言葉をきっかけに、別の国の文化を知って、まったく新しい生活ができるんじゃないかと思いました」と感慨深げ。岡田も「バックパッカーのご夫婦が、今からロシア語の勉強をすると聞いてびっくりした。今まで英語って学生時代に習得するものと思っていて、年を重ねるほど覚えたくなくなると思っていました。私も英語を覚えなきゃとか思いました。しかも、(夫婦が)旅はスタート地点が一緒で、別々で回ると聞いて、そういう形もありなんだと思いました」と驚いた様子。

番組にちなんで、「人生100年」と考えたときに「こんなことをしたい」という夢があるか、という質問について、草野は「夢はたくさんあります。実現できないかもしれませんが、たっぷり時間があれば、第二次世界大戦で、戦争中に好転の見通しがないのに、いたずらにあの戦争が長引き、最後は本土決戦というバカげたことまで言い出した。なぜあのようなことになったのか、当時の人たちの責任について、日本ではほとんど総括も分析もないのが気になっています。もし自分にたっぷり時間が与えられたら、そこはチャレンジしてみたい。あまりにも大きな構想ですが、考えております」と述べた。

一方、高橋は「僕は正直、先はあんまり考えてない(笑)今やっていることで精一杯なので。監督をやってみたいとは思うんですが、監督もプロデューサーも大変なので、プランナーあたりでやってみたいと思います。日本のエンターテインメントで何かできたらと思います」と明かすと、草野が「私としては、プランナーにとどまらないで、ぜひ監督をやっていただきたいです」と、背中をおしていた。これには高橋も、「考えておきます(笑)」と笑顔で答えていた。

岡田は、「私は、50歳以上になったら、宇宙に行けると聞いたので、家族みんなで行って、月に『岡田家』とか名前を書きたいです。実現可能と聞いたので、宇宙の本とか読むのが好きなので、やってみたいです」と教えてくれた。

なお、放送プログラムは以下の通り。

9月17日(月)21時 『ワタシが日本に住む理由
9月18日(火)20時 『ヨネスケのふれあい田舎旅!余計なお世話でごめんなさい』
9月19日(水)20時 シネマクラッシュ『きみに読む物語』(2004年アメリカ)
9月20日(木)21時 『空から日本を見てみよう+』
9月21日(金)19時 『徳光和夫の名曲にっぽん』
9月21日(金)20時 『武田鉄矢の昭和は輝いていた』
9月22日(土)18時30分 シネマジャパン『わが母の記』(2012年『わが母の記』製作委員会)
9月23日(日)19時 『粋な100年LIFE』

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