14億円横領事件で渦中の人となったアニータ、彼女の現在は…?

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ジャーナリストのカルロス矢吹氏が、8月2日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。横領事件で、一躍時の人となったチリ人妻アニータ・アルバラードの現在の様子を語った。

2001年に発覚し、世間の度肝を抜いた「青森県住宅供給公社巨額横領事件」。青森県の自宅供給公社に勤めていた男性職員が14億円もの大金を着服し、そのほとんどをアニータに貢いだというもの。彼女は11億円を手に入れ、チリに8億円のプール付き豪邸を建設。悪びれず暴言を繰り返していたため、日本中から非難の声が殺到していた。

17年経った今でも、アニータに独自取材をしているのが矢吹氏だ。友人がアニータのマネージャーをやっていた関係で3年前に紹介されたという。アニータは日本語がほとんど喋れないが、矢吹氏はスペイン語(チリの公用語)ができたため意思疎通は容易だったそう。

矢吹氏はアニータについて「いまだに『私は悪いことをしていない』と言っています」と言い、横領を指示したわけではないとのこと。実は、逮捕された男性とアニータは間に通訳を介さないとコミュニケーションがとれなかった。彼女の気を引くために現金11億円を貢いだというのだ。MCの名倉潤は「それやったら(アニータの)罪の意識は薄いか」と一定の理解を示していた。

豪邸を建てたことで、チリのテレビ局がアニータ宅に注目。さらに、日本人男性との婚姻関係が解消されないまま、チリ人、キューバ人、カナダ人男性の愛人との子どもを9人産んでいたため、現地のテレビ局が取材して、『カーサ デ アニータ(アニータの家)』という冠番組がスタートした。こちらは、日本でいう『痛快! ビッグダディ』(テレビ朝日系)のような番組だそうで、視聴率も平均8パーセントいけば成功といわれるところを平均35パーセントを叩きだすお化け番組となった。

アニータはタレント活動も行い、多いときは週3本以上レギュラーがあったのだが、現在は1本のみ。『突撃! アニータ』のような番組で、世間が聞くに聞けない渦中の人のところに出向き、アニータが「本当のところはどうなのか?」を問いただす番組だそう。ギャラは最低でも1本100万円。日本で取材が殺到した際に、煩わしくなった彼女が「300万円ならいい」とふっかけたら、本当に支払うテレビ局が多かったためこの価格になったとのこと。

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