「串カツ田中」借金地獄から一発逆転!社長のサクセスストーリーに迫る

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7月26日放送の『カンブリア宮殿』(テレビ東京系、毎週木曜22:00~)は、「串カツ田中 大阪のB級グルメを日本の食文化に!」と題して放送。株式会社串カツ田中ホールディングス代表取締役社長の貫啓二さんをゲストに迎え、そのサクセスストーリーに迫る。

白いテント看板に赤と黄の提灯。「美味しい」「安い」「楽しい」とサラリーマンのみならず、ファミリー層にも圧倒的人気を誇る「串カツ田中」。7月に200店舗を超え、店舗数・売上げともに破竹の勢いで伸ばし続けている。その一方で、飲食店経営は失敗続きだったという貫社長。その後借金地獄から一転、秘伝のレシピに出合ったことで、わずか8年で東証マザーズへの上場を果たす。成功の裏でもがき続けた貫社長の生き様と経営理念とは?

人気の秘密は、秘伝のソースをたっぷりつけて食べる薄い衣の串カツとバラエティ豊かな一品料理。孤食の時代に、メインターゲットである女性や子どもを含むファミリー層に訴求し、家族揃って楽しく食事ができるような仕掛けも人気を呼んでいる。子ども向けのサービスでは、ジャンケンに勝ったらジュース無料、アイスは無料、子どもがいる家族にはたこ焼き無料など。全国にある店舗は、6割以上が住宅街に立地しており、寿司、ラーメン、天ぷらに並び、“串カツ”を日本のソウルフードにしようと奮闘する、店舗運営に密着した。

貫社長のサクセスストーリーは、大阪伝統のB級グルメ“串カツの秘伝のレシピ”との出会いからはじまった。高校卒業後、トヨタ輸送に入社したが、27歳で脱サラし、飲食業へ転身。東京に進出したものの、鳴かず飛ばずで莫大な借金を背負うことに。大阪に帰ろうとしたその時、「串カツの秘伝のレシピ」と出会う。そこには、串カツの揚げ方やソースの調味料やスパイスの調合が書かれていた。2008年に世田谷の住宅街に1号店をオープンすると瞬く間に人気店に。出店攻勢を続ける串カツ田中の経営戦略の全貌を紐解く。

また、6月1日より9割を超える店舗で全席禁煙化をスタート。居酒屋チェーンでは異例の挑戦といえる。売り上げが落ちてしまうかも可能性もあるが、長期的なファミリー層への訴求を優先した戦略といえる。外食産業の常識を覆す、「串カツ田中」のさらなる成長戦略とは?

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