藤原さくら『若おかみは小学生!』アニメ&映画共に主題歌担当「前向きになれる曲」

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シンガーソングライターの藤原さくらが、放送中のアニメ『若おかみは小学生!』(テレビ東京系、毎週日曜7:14~)と、9月21日(金)より全国公開される同作の劇場版主題歌を書き下ろすことが明らかになった。

本作は、交通事故で両親を亡くした小学6年生のおっこが、おばあちゃんが経営する旅館「春の屋」に引き取られ、旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、子鬼の鈴鬼(すずき)、ライバル旅館の跡取り・真月(まつき)らと知り合い、ひょんなことから春の屋の若おかみ修業を始めることに。おっこが、慣れない修業に毎日失敗の連続で落ち込みながらも、不思議な仲間に助けられ、いろんなお客様と触れ合い、もてなしながら少しずつ成長していく様を描く。

天性のスモーキーヴォイスであらゆる世代を魅了する藤原だが、今回はTV版のために「NEW DAY」(7月8日の放送時より初披露)、劇場版のために「また明日」を書き下ろした。

「私くらいの世代にはドンピシャ」と、学校の図書室で原作を知ったと明かす藤原が手掛けた両楽曲は、おっこの成長を優しく見守り、そっと勇気づける応援歌となっていて、辛いことや苦しいことがあっても、タイトルが指し示す明るい未来へと繋がる希望のメッセージが込められているという。

制作にあたり藤原は、「NEW DAY」について「明るさや可愛らしさを意識し、朝に見る若い年代を意識しながら、わかりやすくて、歌いやすい歌詞を作りました」とコメント。一方、映画版の主題歌「また明日」は歌詞を書くのに相当悩んだそうで、「私自身、見ていて胸が苦しくなるようなシーンもたくさんあったので、底抜けに明るい歌詞にはしたくなく、おっこちゃんが小さい体で抱えている思いを歌詞にしたいと思ったんです。だけど、哀しいだけではなくて、おっこちゃんが色んな人に出会って、そこから成長して、明日も頑張っていけるような歌詞を、おっこちゃんになったつもりで書かせてもらいました。明日もまた笑えるように、シンプルに前向きになれる曲になればいいなと思って作りました」と楽曲の制作秘話を明かしている。

また、映画版は、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』など、数多くのスタジオジブリ映画の作画監督でも知られる高坂希太郎が15年ぶりに劇場公開作の監督を務めるが、今回、劇中の場面写真も一挙公開に。明るい笑顔とまっすぐな瞳で自分の足で一歩ずつ成長するおっこの姿が、観る者の笑顔と涙を誘う本作。公開された写真では、数々の出会いに時に笑い、時にムッとするおっこの等身大の表情が可愛らしく切り取られ、高坂が紡ぐ心温まる物語の世界感が垣間見える。澄んだ伸びのある歌声で物語を優しく包み込む藤原の主題歌とともに注目だ。

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