村上弘明を主演に迎えた松本清張特別企画『犯罪の回送』が、テレビ東京系にて7月2日(月)21時より放送されることが決定。本作は、清張が遺した最後のミステリー作品が原作で、今回が初めての映像化となる。

村上は、行方不明になった北海道北浦市の市長を探す警視庁刑事部捜査一課警部・田代俊一郎役を演じる。また、市長が行方不明となった北海道警の刑事部捜査一課警部・小森修司役に陣内孝則。これまで同局で放送された、2015年3月の開局50周年特別企画『黒い画集―草―』、2016年3月の松本清張特別企画『喪失の儀礼』、2017年5月の松本清張没後25年記念特別企画『誤差』に続き、村上と陣内がタッグを組むのは4作品目。

村上は、「3作演じてきた中での色々な部分を自分の中で取り入れ表現する事で、田代を1本の作品の中に様々なバリエーションを持ったキャラクターとして描けたのではないかと思います」と手応えを感じているようだ。また陣内も、「今作は、村上さんと反目する過去3作品とは違い、どちらかと言うとコンビものの色合いが一番強く、最初は反目しつつも、ベッタリくっついて捜査をしていく中で、同じ方向に向かって少しずつジリジリと距離感が詰まっていく。そんなふたりの関係にも面白みがあるのではないかと思います」とアピール。

そして今回、ゲスト出演するのは、テレビ東京ドラマへ29年ぶりの出演となる鈴木保奈美。行方不明となった市長を支え、必死に行方を探す謎多き市長秘書・有島澄江役を演じる。さらに、『ドクターX』を始め大河ドラマ『西郷どん』など、活躍の場を広げている田中道子が、村上の部下、警視庁刑事部捜査一課巡査部長・青木奈津美役を演じる。

物語は、北海道北浦市の市長が、出張先の東京で突然失踪したことに端を発する。警視庁へ捜索願が出され、刑事の田代らが捜索を始めるが、市長の美人秘書・有島(鈴木)は、不可解な単独行動を取り続ける。時を同じくして、市長の政敵もひそかに上京していることがわかったが、行方が分からず……。北海道と東京、2つの土地を結ぶ、愛憎絡み合う珠玉のミステリーに期待が高まる。

各キャストからのコメントを以下に紹介する。

<村上弘明 コメント>田代俊一郎/警視庁刑事部捜査一課警部
松本清張最後のミステリー作品ということで、今まで松本清張が描いてきた様々な作品の集大成というつもりで挑ませてもらいました。今作は私自身もトリックに驚かされ、まさに松本清張最後のミステリーにふさわしい作品だと感じています。事件も奇想天外で、そしてその奥に潜んでいる人間模様や、それを見つめる刑事(田代)が、事件に関わった人間一人一人に気持ちを託し、事件解決へと結びつけていく。その辺りにも面白みがあり、ぜひ注目して見ていただきたいです。

<陣内孝則 コメント>小森修司/北海道警刑事部捜査一課警部
多彩で非常にゴージャスなキャスティングとなっていますので、一人一人のキャストの魅力が、深みのある人間ドラマが主軸となった、「相変わらずの清張節!」という今作を更に際立たせるのではないかと思っています。4作続く作品はあまりないので大事に演じつつ、過去4作品の中でも1番面白いと言っていただけるよう、過去3作品のファンの方にご満足いただく事はもちろん、新たなファンの方も開拓したいと思っております。皆さんぜひご覧ください!

<田中道子 コメント>青木奈津美/警視庁刑事部捜査一課巡査部長
今回演じる青木という役は、村上さんの下で働く、中堅にもなっていない一生懸命で素直な女性警官です。初めての松本清張作品という事で、自分自身でしっかり役を固めながら現場で柔軟に対応していけるよう、また、共演者の皆さんからいただいたアドバイスを胸に、精一杯演じました。今作は、犯人の動機に妙に共感してしまいそうなほど、人間臭いと言いますか、誰しもが「わ、こういう感情あるなぁ」と思える部分が非常に多い作品だと思います。殺害の動機と犯人が分かった瞬間、一気に人間の闇や深い部分、誰しもが持つ内の部分が見えてくる。そこがとても人間らしく、この作品の良さだなと感じています。私自身も、台本を読み終えるまで犯人が誰か分からなかったので、皆さんにも楽しんでいただけるのではないかと思います。

<鈴木保奈美 コメント>有島澄江/北海道北浦市市長秘書
今回、原作では男性の設定である役を女性秘書として演じるという事で、仕事人としての部分と、その中にある微かな女性としての部分やさじ加減を上手に出せればいいなと思いながら演じました。原作は時代が少し前なので、今作はそれを現代の2018年に置き換えているのですが、原作を読みながら、時代は変わっても「人間の心理」という部分は何年経っても変わらないのだなと感じ、自分自身もそこが面白い発見でした。色んな物事が巧くいかない、思い通りにならない、そんな葛藤や切なさや、結局人は愚かなのかなと感じる人間臭さが、非常に面白いと感じる作品です。出演者も濃い面々で、「これぞ松本清張作品!」という仕上がりになっていますので、犯人は一体誰なのか、最後までどうなるのかをお楽しみいただけると嬉しいです。

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