マツコ・デラックス、7年ぶりテレ東出演も「面白くなかったわね」

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テレビ東京にて、マツコ・デラックスによる特別番組を立て続けに放送するプロジェクト『無理矢理、マツコ。テレ東に無理矢理やらされちゃったのよ~』が始動。このほど、プロジェクト第2弾『マツコがマネーをあげたいクイズ』収録後に取材会が行われ、マツコが7年ぶりに同局に出演した感想などを語った。

放送されるのは、タイトル、内容ともまったく異なる5番組。マツコ本人には、収録当日まで番組内容が明かされないという。これに対し、マツコは「本当にそのへん歩いている人つれてきて、野ざらしの状態で、打合せもせずに探りもいれずに、ガチでその場で問題を答えてもらって、まずい発言があったりしながら……というのだったら面白いと思うんだけど、なかなかそうはいかない。難しいよね」とコメント。「今回は1回のみの放送だったけど、回を重ねればデータが出てくるじゃん?」とアドバイスを送りつつ、「それにしても今回は面白くなかったわね(笑)」と厳しい意見を述べた。

また、テレビ東京には7年ぶりの出演となったマツコ。「7年間出ないことに意味はあった」と語り、同局が新社屋に移転したことについては「各局そうなんだけど、スタジオの雰囲気は変わりません! 無個性時代ですよ!(六本木本社のスタジオは)テレ東であんな高い天井が必要な番組ないわよ!」と“マツコ節”を炸裂させた。

そんな中、記者から「先程から苦言が大変多い感じがするんですけど……」とツッコまれると、マツコは「苦言じゃないのよ! あんたが苦言リードをするとみんな苦言って書くんだよ!」と制しつつ、しばらく考え「失望ですよ」とポツリ。しかし、すかさず「違う違う、もっとひどい(笑)」と否定し、記者の笑いを誘った。

また、記者から「(7年間)どういう気持ちでテレ東の番組を見ていましたか?」と聞かれると、「そこまで言われると、ずっと7年間テレ東いいなって見ていたと思われるので嫌なんだけれど、本当のことをいうと、そんなに見ていません」とキッパリ。

その一方で、「好きな番組の度合いが他局よりも高いものが多い」とも明かし、「例えば、テレ東っぽさっていうので期待していたのは、昔『いい旅夢気分』という番組で、李麗仙さんと小川真由美さんが2人で富山に行くというのがあったんだけれども、そのシチュエーションだけでもおぞましくなる回がありました。荒波の富山湾の前で地元の人が暴れ太鼓をやっているのを、2人が無表情で見ていて、魚を食べに行ったら、小川さんが魚を食べられないと言って、最後に2人で温泉につかるんだけれど、1人は肌が真っ白で、もう1人は真っ黒で、ライザ・ミネリとウーピーゴールドバーグみたいな」と特に好きだというエピソードを披露。さらに、「そのままとは言わないけれど、その感じがほしい。今でもこの局、ロケした人と交流する番組得意じゃない? それはあれを入れているんだろうね。何て言うんだろう……心があるようでない感じ。小川さんたちに感情移入していたら、作れないわよね」と最後までマツコらしい毒舌を炸裂させていた。

『無理矢理、マツコ。テレ東に無理矢理やらされちゃったのよ~』は、5月19日(土)24時50分からの『マツコ監禁』を皮切りに、5月22日(火)24時12分から『マツコがマネーをあげたいクイズ』、5月26日(土)24時50分から『レンタルマツコ!』、5月29日(火)24時12分から『マツコ、昨日死んだってよ』、6月10日(日)24時35分から『テレ東にいろいろやらされちゃったのよ』と続々放送される。

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