中国の“海外ごみ”輸入禁止で日本が大変なことに…山積みごみの行き場は?

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4月18日放送の『未来世紀ジパング』(テレビ東京系、毎週水曜22:00~)は、「中国がごみの輸入を禁止!“日本のごみ”が大変な事態に」と題し、“ごみショック”の全貌を追う。

中国はこれまで世界各国から廃棄物を輸入、リサイクルして成長してきた。ところが去年の12月、リサイクルの過程で起こる環境汚染を防ぐため、“海外ごみ”の輸入禁止に踏み切った。ペットボトルなど廃棄プラスチックの中国への輸出量が世界第1位だった日本も、その影響を受け、行き場を失ったごみが山となり混乱。一方、中国の廃棄物リサイクル業者も事業がストップ、操業停止に追い込まれていた。

また、アメリカも中国に大量の廃棄物を輸出していた。特に、古紙の輸出量は世界一。しかし、中国が古紙の輸入条件を厳しくしたため、輸出量がゼロに……。行き場を失った古紙が山積みになり、しかも、雨ざらしで劣化が進み、廃棄するにもコストがかかるひどい状態になっていた。

今、中国国内のごみ事情はどうなっているのか? 取材すると、都市部では特にプラスチックごみが急増。その理由は「出前ブーム」にあり、過剰包装によるプラスチック容器のごみが増えていた。さらに地方では、置き場のなくなったごみが捨てられる“ごみ村”が誕生。悪臭だけでなく健康被害も発生、住民たちの怒りが爆発していた。

そんな中、廃棄物の輸入停止で操業停止に追い込まれた中国リサイクル企業の社長は、なんと日本で再起を狙っていた。リサイクルの拠点を中国から日本に移し、リサイクルした製品を中国に送るという。そこには、操業停止の中国工場にいた中国人従業員の姿も。この企業だけではない、いま中国のリサイクル業者が、日本に拠点を移す動きが拡大しており……。果たして、日本はどうなってしまうのか。

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