難聴者にも“聞こえる”世界初のスピーカーが社会を変える

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4月17日放送の『ガイアの夜明け』(テレビ東京系、毎週火曜22:00~)は、「ニッポン家電の逆襲②」と題し、ニッポン家電の復活と新たな進化、世界をアッと驚かせる新たなプレイヤーたちを独占取材で追っていく。

今回取り上げるのは、リタイアした大手音響メーカーの古参技術者たちが立ち上げた、2013年創業のシニアベンチャー企業「サウンドファン」。平均年齢55歳以上であるその会社では、100年前から大きく変わることのなかったスピーカーを進化させ、高齢者や耳の不自由な人々をはじめ、誰もが聴きやすい「世界初」のスピーカー開発に乗り出した。

その「ミライスピーカー」は、従来のコーン型ではなく、下敷きを曲げたような板状の振動板が特徴で、従来のスピーカーに比べ、小さい音でもより遠くまで届き、音が明瞭に聞こえるという。しかも、難聴者にも聞こえやすい、という特長があるのだ。

いま挑戦しているのは、個人向けの商品開発。耳が聞こえにくくて家の日常生活で不自由を感じている人は少なくなく、「もっと小さく、安くして欲しい」という声に応えようとしていた。

そして今、「ミライスピーカー」が新たな広がりを見せようとしていた。「聞こえないはずの左耳からも聞こえる」という難聴者の声も挙がっており、“ベテラン”の挑戦が、社会を変えようとしていた……。

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