池松壮亮、丸坊主で吠えまくる「高校球児みたい」

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池松壮亮
池松壮亮

俳優の池松壮亮が1日、都内で行われたドラマ『宮本から君へ』(テレビ東京系にて4月6日スタート、毎週金曜24:52~)の記者会見に出席。主人公・宮本浩に対する思いと、演じる難しさを語った。

90年代に多くの若者を魅了した新井英樹の名作漫画を原作とするドラマ『宮本から君へ』をドラマ化した本作。文具メーカー・マルキタの新人社員で、恋にも仕事にも不器用な宮本(池松)が、営業マンとして、人間として、成長していく姿を描く。

この日は池松ほか、共演者の星田英利華村あすか古舘寛治浅香航大、監督の真利子哲也も出席。宮本を演じた池松は、「一言でいえば非常に高度な役。伝説的な漫画のキャラクター。あのキャラクターをどう演じようかって悩みました」とコメント。「しかも、宮本は美しく、汚れのない人。そういう人間を汚れのある自分が本当に演じられるのか。自分に演じられる器がある人間かどうか、そんなことを問われた2か月間だったような気がします」と撮影を回顧した。

さらに、「今の時代に必要な人という気がした。社会とか人間がより欲にまみれてきた時代で、こういう人はすぐ首でしょうけど、国会議員だったらって」と宮本に魅力を感じていることも明かし、「こんなにわーわー吠える役をやったことがなかったので割とすぐ声が枯れる。テストで声を枯らすこともありました。坊主になって声を枯らすと高校球児みたい大変でした」と笑顔で語った。

また、エレファントカシマシによる主題歌「Easy Go」にも思い入れがあるようで、「すごい曲が上がってきた。今の時代に対する思い、あの人たちがたどってきたいろんな歴史がひっくるめられた曲になっていると思います。素晴らしい曲でドラマの力が2ステップくらい上がったと思っています」と絶賛した。

一方、華村は本作でドラマ初挑戦にして、初ヒロイン役。「宮本が一目ぼれをする女性である甲田美沙子役だったんですけど、繊細なところ、弱さもある役で、女性として共感できる部分も多かったです」と嬉しそうに話していた。

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