俳優の濱田龍臣が10日、都内で行われた『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』の初日舞台あいさつに出席。本作でシリーズの最年少主演を果たし、座長として奮闘したが、イベント終盤、共演者の小澤雄太から労い手紙と言葉をかけられると思わず感極まり涙。「この仕事をやっていてよかった」と目頭を拭った。
本作は昨年7月から12月まで放送された円谷プロダクション製作TVシリーズ『ウルトラマンジード』の劇場映画作品。舞台あいさつには本仮屋ユイカ、山本千尋、長谷川眞優、潘めぐみと、メガホンをとった坂本浩一監督も出席。
濱田はウルトラマンジード=朝倉リク役で本作に主演。登壇すると客席を見回し、「みなさんが今日もキラっキラの笑顔で嬉しいです」とにっこり。だが、終盤、ウルトラマンゼロ(伊賀栗レイト)役の小澤からサプライズの手紙を受け取り、「いつも元気をもらっていた。頑張る姿はヒーローそのもの」と声をかけられると思わず涙。
「半年間、みんなとやらせてもらえてみんなのことが大好きです、すでに泣きそうだったのにこんなの渡されたら泣いてしまいますよ」と目頭を押さえた濱田は「半年間本編と劇場版の撮影をしてきて、みなさんと築きあげてきたものが、自分の手を離れて皆さんの元にいってしまうのはさびしい。でも、みんなが代わりに愛を返してくれるのが嬉しい」としみじみ語った。
「この仕事をやっていてよかったと思います。ファンのみなさんがいつもキラキラの笑顔でいてくれる。それを今までの仕事の中で一番感じられる。自分が憧れていたものになれた気がします。よかった。ありがとうございました」と続けると、会場から拍手が送られた。
濱田の涙に山本ら共演者らも思わずもらい泣き。得意の中国武術で本作でも大暴れした山本も会場で人気者だったが、「撮影であの有名なジャッキー・チャンさんにも会えました。楽しめました」とこちらも充実の表情。小澤も「個性的なメンバーばかり。しかもみんな一丸。その中に入れてもらっていい刺激をもらえました」とそれぞれ感慨深げに撮影を振り返っていた。