大江麻理子がメインキャスターを務めるテレビ東京の経済ニュース番組『ワールドビジネスサテライト』（以下：WBS、毎週月～金曜23:00）が、2018年4月2日よりリニューアル。さらに、4月より地上波とBSジャパンで同時放送もスタートすることが発表された。

1988年4月に番組がスタートした『WBS』は、この4月に30週年を迎える。そこで、次の30年に向けて、番組をより一層強化していくと宣言。取材経験の豊富なジャーナリスト、日本経済新聞編集委員の滝田洋一、日経ビジネス編集員の山川龍雄が解説キャスターとして番組に加わる。テレビ東京独自のVTR制作能力と豊富な取材力をフルに生かし、これまで以上に世界や日本で起きている経済ニュースを鋭い視点で分かりやすく伝えていく。また、AIや自動運転の開発が進み、100年に1度の「新・産業革命」とも言うべき、劇的なイノベーションの時代を迎えている今、その最前線を深く取材する“30週年大型特別企画”も年間を通して放送される予定だ。

報道局・野口雄史プロデューサーは、「滝田さんは、誰でも言えそうな、いわば“通り一遍”な報道やコメントを嫌い、常に本質に鋭く迫っていく印象があります。きっと観ている人たちが“はっ”とするような視点を番組にもたらしてくれるのではないでしょうか。そして、山川さんは『日経ビジネス』、『日経新聞』、そして『BSジャパン』と3つのメディアを経験し、“他ではやっていない”という独自の視点と切り口を大切にされている方です。WBSが重要視している独自な切り口をさらに強化してくれるのではと期待しています。強力な新戦力2人を迎えて、メインキャスターの大江も一層燃えています」とコメントを寄せた。

30周年企画について、まず4月の第1週に2人の新解説キャスターがアメリカを取材した企画が放送される。滝田キャスターは「トランプ減税はアメリカの企業や家庭、そしてイノベーションにどんな影響をあたえるのか？」という視点でNYやデトロイトを取材。一方、山川キャスターは「日本企業がシリコンバレーでどんなイノベーションを生み出そうとしているのか？」という視点でシリコンバレーにあるパナソニックの新拠点などを取材する予定だという。さらに、その後もアメリカのイノベ―ター、アマゾン創業者ジェフ・べゾス、フェイブック創業者のマーク・ザッカ―バーグなどにも出演を打診していることが明かされた。