津田寛治、北野武に激怒で映画出演?運命の出会い告白

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俳優の津田寛治が、2月20日に放送された『チマタの噺』(テレビ東京系、毎週火曜24:12~)に出演。北野武(ビートたけし)との出会いを明かした。

津田の映画デビュー作は北野監督作『ソナチネ』。出会いはオーディションではなく喫茶店だったと言い、津田は「“アオイスタジオ”という録音スタジオの中にある喫茶店でアルバイトをしているところに、北野さんもお仕事で来られていた。最初は知らずに働いていたのでビックリしました」と述懐。当時、北野作品は『その男、凶暴につき』『3-4X10月』しか撮られていなかったが、津田はこの2本をチェックしていたらしく「むちゃくちゃ良い作品だったんですよ。何が良いって、俳優がキラキラ輝いているんだけど、名前も知らないような俳優ばっかりだったんです。なのに見たことないような良い芝居をしている……これは“演出に何かあるんだな”って思って、何とかして北野作品の現場に入り込みたいって思っていた」と語った。

オーナーも応援してくれていたそうで、「お店の合間を見てプロフィールを渡してもいいからね」などと言われていたとのこと。そして、北野が来店した際、津田は北野がトイレに行く時を見計らい挨拶。「僕は監督の映画の大ファンで、俳優志望で出演したいんですけど、出演しなくてもいいので現場に参加できませんか?」と直談判。そこでプロフィールと手紙をたけしに渡したのだとか。たけしに受け取ってもらったことに「(連絡がなくても)これだけで頑張れる」と感動していたと振り返った。

それから1年経ったある日、北野が新作のクランクイン前日に喫茶店へ来店。そこで「まだ俳優目指して頑張っているの?」と声をかけてもらったそうで、津田は大喜び。しかし、オーナーが「たけしさんヒドイじゃないですか。(津田が)こんなに頑張っているのに何でオーディションにすら呼んでくれないんですか!」と怒り出したそうで、結局、たけしの計らいもあってその場で『ソナチネ』の出演が決まったと明かしていた。

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