ライザップ社長、彼女を激痩せさせた過去 起業のきっかけは…

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RIZAPグループ社長の瀬戸健が、2月8日放送の『カンブリア宮殿』(テレビ東京系、毎週木曜22:00~)に出演。「結果にコミット」の全貌を明かした。

お腹の出た中年男性が劇的な体型に生まれ変わるユニークなCMと、納得できなければ30日間全額返金保証という今までにない仕組みで急拡大するライザップ。ダイエット事業の開始からわずか5年で、会員数は10万人に迫った。今では、そのノウハウで高齢者の医療費削減を目指そうという地方自治体とのプロジェクトも動き出している。

2か月のプログラムで約30万円(+入会金5万円)という高い価格でも客が絶えない理由は、目標体重を実現する独自の手法にある。毎日の食事管理と、週に2回の筋力トレーニングでみるみる身体が生まれ変わっていく……実はその中で、ライザップが最大の投資をしているのが、マンツーマンでつくトレーナーの育成だ。ダイエットの基本理論は、誰でも勉強すれば分かること。ライザップのビジネスの真価は、その「わかっていてもなかなか実行できない」ことを、トレーナーが一緒に伴走し目標に導く、“三日坊主”で終わらせないノウハウにある。そんなダイエットの分野で “三日坊主市場”を切り開いたライザップは、今やゴルフや英会話、料理など“三日坊主”になりがちな分野を次々に開拓、顧客を増やし続けている。次々と企業を買収し快進撃する若き瀬戸社長の成功の裏側に迫る。

ライザップを起こした瀬戸は、北九州生まれ。実家は住宅街でパン屋を営んでいる。中学高校ではほぼ万年ビリという“落ちこぼれ”だった瀬戸だが、ある出来事がその後の人生に大きな転機となる。それが、高校時代に付き合った彼女。身長150センチ程度で70キロ台という太った体型だったのだが、瀬戸は「頑張って痩せてみようよ」とそのダイエットを徹底サポート、劇的に痩せさせることに成功する。瀬戸は「自分が人を変えることが出来た」ことに感動。その後、大学に進んだ瀬戸は「人を健康に変えるビジネスをしたい」と、中退して「健康コーポレーション」を創業する。当初、貧乏ベンチャーだった瀬戸の会社は、豆乳で作った少量で満腹感のあるクッキーをダイエット食品としてヒットさせ、一気に年商100億円に。しかしその後、類似品で大打撃を受け、倒産の危機に瀕するなど、波乱の歴史を経て、2012年にライザップのビジネスに辿り着く。さまざまな苦難の中、瀬戸はどうやって成功を手にしたのか?

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