脱北美女、喜び組に入るための“厳しい審査”を激白

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脱北女性のカン・ナラが、1月31日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~“タブーに斬り込む! 大暴露SP”』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。北朝鮮のリアルな内情を暴露した。

カンは、脱北美女たちが一堂に会して、北朝鮮の内幕を赤裸々に告白する韓国の人気番組で話題を集めた女性。現在22歳の彼女は、5年前に脱北したそうで「北朝鮮では芸術大学に通っていて、そこでピアノや声楽を勉強していました」と振り返る。高校や大学で学んでいた歌については「金正日や金正恩を賛美するような歌をたくさん習いました」と言い「幼い頃からずっと洗脳されてきたので、“私たちはこういう歌を歌わなければならない”と何もおかしいことだとは思いませんでした」と語った。

“喜び組”には誘われなかったのか? と質問されると「もちろん“喜び組”に入りたくて努力していました」と返答。ちなみに、“喜び組”に入るには厳しい審査があり、容姿端麗なことはもちろん、党や指導者に忠実な家庭の娘でないと入ることはできないとのこと。

一糸乱れぬ動きで大規模な人文字を作る“マスゲーム”については「学校の授業が終わった後、お昼の1時から夜の9時まで8時間ずっと練習するんです。食事の時間以外はトイレにも行かせてもらえません」と告白。用をもよおしても立ったまま垂れ流しの状態でしなくてはいけないそうで、競技場の周囲は参加者たちの排泄物が大量に放置されているとのこと。カンは「もしトイレに行ってしまったら、処罰として“不足している物資を持ってこい”と命令されたり、その子だけ夜遅くまで残して、家にも帰してもらえず、1人でずっと練習をさせられます」と明かした。

また、カンは“公開処刑”を目の前で目撃したことがあると告白。「公開処刑が決まると、学生は全員見に行かされます。捕まった人は不法に韓国のドラマをコピーして販売している人でした」と述懐。続けて「喋らせないようにするため、口に石を入れてテープで塞がれ、それからその男性は、頭、胸、腹と銃で3発撃たれました。それを見てから数日間は、ずっと悪夢に苦しめられました……私はその時、絶対に韓国のドラマは観ないと誓ったんです」と話していた。

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