資産10億円から借金2億円…元ヒルズ族が語る“大転落人生”

公開: 更新:

元ヒルズ族の磯貝清明氏が、1月11日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。資産10億円から借金を背負うことになった大転落人生を語った。

もともと埼玉県川口市でスクラップのリサイクル工場を経営していた磯貝氏だったが、趣味でやっていたFX取引が上手くいって大儲け。元手100万円から最高で10億円まで膨れ上がったそう。その期間わずか1年8か月。それからまさに成金生活に激変したという。

磯貝氏は「大儲けするまでは工場の風呂なし2階に住んでいて、初めての一人暮らしが家賃65万円の六本木ヒルズでした」と明かした。ただ仕事は辞めておらず、六本木ヒルズから埼玉県までランボルギーニで通っており「こっそりガソリンスタンドに(クルマを)置いて自転車で工場まで通っていました」と述懐。社員に成金ぶりがバレないようにするための対策だった、と語った。

豪遊する毎日を過ごす磯貝氏だったが、ある日突然資産10億円を失ってしまう。「それまでは(FXの)相場も安定していたのですが、リーマンショックでガーンと下がってしまいました。最初パソコンを開いたらマイナス3億円……画面消して寝たらマイナス5億円になっていて。そこで決済をしておけばお金も残っていたのですが、“また戻るだろう”と」と何も対策をしなかったそう。最終的に強制決済されてしまい、残ったお金は3,000万円。わずか1週間の出来事だった。その後すぐに、マルサがヒルズの自宅を訪れたという。

磯貝氏は当時を振り返り、「税金を払わないといけないことは分かっていたのですが、どのタイミングで清算するべきか知らなかった。ちゃんとした税理士さんを雇っていれば計算できたのかな」と悔やむ。4億6,000万円の儲けで税金が1億6,000万円プラス重加算税で6,000万円、手持ちの3,000万円を引いて2億1,000万円ほどの追徴課税を支払うハメになった。このことは“悪質な脱税”として実名で新聞各紙に報道されるほどの大事件であった。

磯貝氏は、現在毎月数百万円を分割で返済中。残りは2,200万円までになったそう。最後に「儲けたら税金は払いましょう! 分からなかったら税務署に相談してください」と視聴者に訴えていた。

PICK UP