神谷浩史「キャストも増えて賑やかに」新作に感無量

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1月6日に東京国際フォーラムにて、新感覚・音楽朗読劇「SOUND THEATRE×夏目友人帳~音劇の章 2018~」が開催。公演後、声優の神谷浩史(夏目貴志役)と井上和彦(ニャンコ先生/斑役)が感想を語った。

「月刊LaLa」(白泉社刊)で連載中の同名漫画を原作とする『夏目友人帳』は、2008年7月からアニメの放送をスタート。以降六期にわたって放送され、回を重ねるごとに幅広い層のファンを獲得してきた。その朗読劇である「SOUND THEATRE×夏目友人帳」は、2013年9月に初めての「SOUND THEATRE×夏目友人帳~集い音劇の章~」を開催。その後、2015年12月に「SOUND THEATRE ×夏目友人帳~集い音劇の章・再び~」が再演され、大盛況を収めた。

3度目の開催となった今回は、新作を上演。第一幕は、アニメでも放送した「悪戯な雨」を。そして第二幕は、アニメの監督を務めた大森貴弘が書き下ろしたストーリーが展開した。ステージには神谷と井上のほか、伊藤美紀、伊藤栄次、堀江一眞、岡村明美、黒田崇矢、松山鷹志、下崎紘史、知桐京子、久保ユリカ、清都ありさ、郷田ほづみが出演。人間役は洋服の上に羽織、妖怪役は着物の上に羽織を着用し、声だけでなく見た目でも違いを表現した。

また、第一幕のタイトルにもある通り、“雨”がストーリーのキーワードとなり、舞台上に雨が降る演出を披露。さらに第二幕では、妖怪たちが会場を練り歩き、観客に“お年玉”を配るというパフォーマンスも。その他、煙幕や照明を駆使し、見事に『夏目友人帳』の世界観を表現した。

2年ぶり、さらに新作とだけあってプレッシャーも大きかったのかと思いきや、神谷は「キャストも増えて賑やかにお届けでき、新年早々縁起が良かったのではないかと思います!」と感無量の表情。さらに井上も、「どういう反応が来るかドキドキしていましたが、皆さんの反応がとても温かくて嬉しかったです」と笑顔。演出についても、「生の雨音も良かったです! 最後にいろんなものが降ってきましたが、塊が私の顔に大当たりしましたので、今年はいい年になるんじゃないかと思いました」と感想を語っていた。

『夏目友人帳』は、2018年に劇場版の公開も予定している。

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