ラブホの現状、草食の若者より増加する年配者がターゲットに

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“凄腕ラブホプロデューサー”として知られる嶋野宏見氏が、11月9日に放送された『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系、毎週木曜24:12~)に出演。変わりゆくラブホテル事情を暴露した。

嶋野氏は、廃業寸前のラブホテルを回転率500%までアップさせるなど、奇抜な企画で再生させた経歴を持つ。嶋野氏によれば、現在、新規でラブホテルを建てることは風営法の関係で難しいそう。経営するにしても、今あるものを譲ってもらうか、改装するしか道はないのだとか。しかし、嶋野氏は「通常のホテルで色々なサービスや付加価値をつけて、新しい形態で営業しているホテルはいっぱいあります」と語る。

こうした厳しい現状でも、ラブホテルは「稼げる」と嶋野氏。「基本的に普通のビジネスホテルは、稼働80%でOKと言われていますけど、ラブホテルって、(休憩があるため)300~500%(3回転~5回転)稼働するんです。だから、昔も今もちゃんとやれば儲かるんです」とカラクリを説明した。

また、ラブホテルは昔と比べてサービスが変化しており、男目線から女目線に変わったのだそう。ロビーに入れば貸出品があり、女性用のシャンプーやリンス、美容機器を200種類以上常備。部屋に入っても、無料のドリンク、スイーツ、食事などが充実し、さらに大きなお風呂で入浴剤が使い放題など、これらのサービスが当たり前のようにあるのだとか。嶋野氏は「“プラスアルファーで何があるのか”っていうのが今の業界ですよね」とラブホテル界の現状を明かした。

そこで嶋野氏が仕掛けたのが、これから増加する年配者をターゲットにした“65歳以上の高齢者割り引きサービス”。嶋野氏は「成功した1つの事例です。なぜかというと、みんな草食系になっちゃって若い人が来ないんですよ。逆に言うと高齢者をターゲットにしないと経営が難しいという理由から始めました」と語った。

同じく高齢者をターゲットにして大好評だったイベントが“朝取れタケノコのプレゼント”。これには番組MCの名倉潤も「65歳以上やないと“タケノコもらえるんや!”って思わへんよな。“タケノコ貰えるし行こうや”ってなる」と驚いた。嶋野氏は「埼玉にあるホテルの裏が竹林で、敷地にタケノコがいっぱいなるんですよ。そこのオーナーがくれるので、“お客さんに出しましょう”と。喜んでくれましたね。」と振り返っていた。

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