比嘉愛未、6年ぶりの恋心は「観てのお楽しみ」医療ドラマの続編に出演決定

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斎藤工が主演を務めるドラマスペシャル『最上の命医2017』(テレビ東京系列、8月23日21:00~)の追加キャストが発表された。

本作は、2011年1月クールに放送された連続ドラマの特別編。“無限の樹形図”=「子どものいのちを救うことはたくさんの未来を救うこと」という信念を持つ若き小児外科医・西條命(斎藤)が子どもたちを救うために挑む姿と、その奇跡を描く本格医療ドラマだ。また、今回から新たに登場するキャラクターで、命に小児外科医のあるべき姿を叩きこんだ“恩師”手塚義富役として草刈正雄が出演することが決定している。

そして、この度出演が発表されたのは、大塚寧々志田未来松尾諭遠藤雄弥桃果大和田伸也。大塚は、命が出会う女子中学生の厳格な母親・萩尾一路役。志田は、命の恩師・手塚の娘で、視覚障害を持つ手塚里香役。松尾は、手塚のオペの第一助手・千葉哲雄役。遠藤は、第二助手・小山田治役。桃果は、一路の娘・萌絵役。大和田は、今回の舞台となる「星稜病院」の院長・浦沢多茂津役を演じる。

さらに、連ドラからのキャストも再び集結。命を尊敬し、淡い恋心を抱いていた小児外科医・瀬名マリア役の比嘉愛未。先天的な心臓疾患を抱えて生まれた命を、神業ともいえる手術で救った神道護役の泉谷しげるの続投も併せて発表された。

今回、この中から大塚、志田、比嘉、泉谷よりコメントが到着。以下にて紹介する。

<萩尾一路役 大塚寧々>
――役を演じてみて
激動な感じなので、演じていて感情が本当に揺さぶられました。

――娘・萌絵役の桃果の印象
本当にかわいくて、こんな娘がいたらいいな、と思います。

――視聴者へメッセージ
見ていてどんどんどんどん引き込まれる、心が揺さぶられる良い作品だと思いますので、是非ご覧ください。

<手塚里香役 志田未来>
――役を演じてみて
里香は視覚障害がありながらも、すごく前向きで明るくて、それでいて自立した女性だなと最初に台本を読んだ時に思ったので、どのシーンでも、あまりしおらしくならないように、意識して演じました。

――視覚に障害をもつ役を演じる難しさや、役作りについて
実際に目の見えない女性の方にお会いして、杖の使い方や、普段どんな生活をしているのか実際に見て、お話を聞いて、撮影に入る前に勉強させていただいたんですが、実際現場に入って他の役者さんとお芝居すると、普段は目を見て、セリフの言い合い、掛け合いができるのに、今回それが出来ないのがとても不思議な感じで。セリフを言い合っているのに言い合っていないような、今までにない感じがすごく難しいなと思いました。

――父親役・草刈との共演シーン
今回初めてご一緒させていただいたのですが、とても緊張しました。先日の撮影の時に、「目の見えないお芝居がすごく上手だね」って言っていただけて、それがすごく自信につながりました。

――視聴者へメッセージ
ただただ命を救うだけでなくて、命との向き合い方だったり、それを通じて家族との絆だったり、愛が描かれた作品だなと思って撮影しました。父と里香との関係性にも注目して観ていただけると嬉しいです。

<瀬名マリア役 比嘉愛未>
――6年ぶりに出演してみて
6年も経ったんだな、と不思議な感じです。思い返すと、ついこの間のことだったような気がするのですが、私自身も大好きな作品だったので、またこうやって帰ってくることが 出来て素直に嬉しかったです。前回のスペシャル(2016年2月)の時は出演出来ず、私は忘れられたのではないかとずっと思っていたので(笑) すごく嬉しかったです。

――「命とマリアのその後を観たい」という声が寄せられていたことについて
マリアは命先生大好きですからね。ずっと、切ない淡い恋心を抱きつつ、最初は尊敬から入って、後半は割と恋心になっていたんですけれど、今回もどうなっているかというと、そこは観てのお楽しみにしていただければ……。『最上の命医』って、恋愛にいききらない、この歯がゆい所がもどかしくて私は好きなので、あの絶妙な距離感がそのまま続けば素敵だと思うんです。私としては、マリアが西条先生に憧れるのはすごくわかります。あんな風に優しくて、いざという時に助けてくれる、そんな先生がそばにいたら、誰だって惚れちゃうと思います。

――瀬名マリアは前回に比べて成長したか
今回、冒頭から「成長したな」っていうところはあるのですが、マリア自身の性格、人間性は変わっていないような。私はむしろ変わってほしくないなって。彼女の純粋でまっすぐな部分を残していきたいなと思っていたので。変わらずに、だけど、医者としてのキャリアは積んで、またどこかで帰ってきてくれたらいいなと思います。

――斎藤と再び共演して
ずっと笑っていましたね。さすがのムードメーカーだなと。前回もそうでしたが、座長として、無理に俺について来い! ではなくて、みんなを笑いでひとつにしてくれるというか、 いい空気感を作ってくださっていたので、今回もそこは安定でしたね。医療ドラマは緊迫す るシーンが多く、セリフも難しいものが多いので。でも、カットかかったときは、談笑した りみんなで笑ったり、そういう切り替えが大事なんだなということを今回改めて教わり、すごく助けていただきました。

――視聴者へメッセージ
台本を読んだ時に、本当に胸にしみました。いろんな医療ドラマがあるんですけれど、難しいオペや技術を競う作品が多い中、今回はシンプルに、親子の絆といった部分が深く丁寧に描かれています。もちろん命先生の活躍ぶりもすごく素敵なんですけれど、幅広い年齢層、男性女性問わず、心に響くような素敵なお話になっているので、楽しんでいただけると思います。

<神道護役 泉谷しげる>
――再び神道を演じてみて
ありがたいことに、泉谷がこの神道という役をやることで、あいつ(斎藤)の二枚目がよくでるという。……どういう意味だよ、この野郎! ま、そういうことです(笑)。

――斎藤と共演して
他の現場でも会ったりしているんでね。最初から彼とは、映画の話ばかりしていて、何を観たこれを観た、あれがどうで、とあいつはよく観ていて。演出に関してはすごい、じとーっと、何を言うわけではなくて注意深く見ているね。むしろ、演技より演出の方が興味あるんじゃないかなって。演技をしようとのめり込むよりは離れている方が自然にできるというか。それをすでに持っている所が彼のいいところではないですかね。……かといって、演技のいろはを話したことはほとんどなくて。『最上の命医』という全体像をとらえて、医療が進んだ国ではあるんだけれど、もっと全体的なこと。たとえば、「小児科はどんどん減っているね」とか。「(小児科医は)出世の道具にならないから、手柄も少ない」ということはよく話しましたね。そういう気持ちでやって行かないと。背景がね。こんなに先進国のくせして、こんなに小児科がない国なんて恥ずかしいですね。本当にそう思います。

――草刈との共演について
共演はすごく久しぶりなんですね。懐かしいというか、楽しいというか。草刈さんもやっぱり変なところでブレイクしていたりするんで。写真集かこの野郎! それもまたいいですね(笑) 過去の人になっていなくて、お互い。その感じが年寄りというか、先輩になっていくやつの大事な務めだよね。俺はドラマとかいろんなエンターテインメントの目の上のたんこぶを狙っているので。「俺がいる限り、お前らはそんなに簡単に抜けられねぇぞ」みたいにしていた方が楽しいかなと。

――視聴者へメッセージ
子どもが育ちにくい状況なのかもしれないし……なんていうのかな。そういうことで闘う医療の人たち。あくまでもお子さんのことを考えてやっていらっしゃるんで、自分の生活と向き合って、子どもを育てるのがどれだけ大変か噛みしめながら、小児科で闘っている人たちにエールを送っていただきたい。是非ご覧ください! 見ろ、この野郎!

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