菅田将暉vs佐藤二朗、必見のバトルシーンは「正味7分」出演者からブーイングも

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7月14日(金)より公開となる実写映画『銀魂』のジャパンプレミアが28日、東京ドームシティーホールにて行われ、主演の小栗旬をはじめ、菅田将暉橋本環奈長澤まさみ岡田将生中村勘九郎柳楽優弥吉沢亮ムロツヨシ新井浩文佐藤二朗菜々緒安田顕早見あかり、そしてメガホンを取った福田雄一監督が登壇した。

本作は、累計発行部数5,000万部を超える、週刊少年ジャンプの人気同名コミックス(集英社刊/空知英秋)が原作。パラレルワールドの江戸を舞台としたギャグとアクション、そして人情を詰め込んだ“痛快エンターテイメント”だ。宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた。そんな時代に侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時(小栗)と、銀時とひょんなことから出会った仲間の志村新八(菅田)、神楽(橋本)たちの身に起きるさまざまな事件を描く、笑いあり感動ありの物語となっている。

また、長澤は志村妙役、岡田は桂小太郎役、ムロツヨシは平賀源外役、中村は近藤勲役、土方十四郎役を柳楽優弥、吉沢は沖田総悟役、堂本は高杉晋助役、新井は岡田似蔵役、佐藤は武市変平太役、菜々緒は来島また子役、安田は村田鉄矢役、早見は村田鉄子役を演じている。

この日、本作のメインとも言える“万事屋vs鬼兵隊”のバトルシーンの話になり、「実際大変だった」と苦労した点を明かした新井。しかし、続けて「出来上がったものを見たら、やはり“福田組”だけあって。僕(似蔵)と小栗くん(銀時)、菜々緒さん(また子)と橋本さん(神楽)、二朗さん(武市)と菅田くん(新八)が戦うのですが、二朗さんと菅田くんは全然戦ってないんですよ」と暴露。すると、佐藤は「みんな2、3日かけて撮影していたのに、俺と菅田のシーンは正味7分で終わった」と驚きの事実を明かし、菅田も「メイク時間の方が長かった。段取りもなかった。唯一言われたことといえば、佐藤さんが劇中で“オーヤバダバドゥー”って言うことだけ」と話し、観客の笑いを誘った。

それを受けて、福田監督は「ちなみに、この緩い7分のシーンが終わって、その夜に環奈ちゃんと菜々緒のシーンを撮ったのですが、“なんであの2人はさっさと終わったのか? なんで私たちはこんなに苦労しているのか”と怒られました(笑) さらに、実際映画で使われた尺については、二朗さんと菅田くんのシーンの方が長い(笑)」と明かし、出演者たちからブーイングが送られた。

一方、真面目に撮影したという新井と小栗のシーンは、「台本だと“激しく切り合っている”って書いてあるだけなのに、撮影は10日に及んだ」とのこと。さらに、菜々緒と橋本のシーンについては、NGな部分も使われているようで、菜々緒が「私、二朗さんを見て完全に笑っちゃってるんですよ。あれダメですよね? なんで使ったんですか?」と福田監督に抗議。すると監督は「説明しましょう。佐藤二朗が同じことを2回出来ないからです」と返し、佐藤も「僕も説明しましょう。僕が同じことを2回出来ないからです。でもそれは、“福田組”に限って。他ではちゃんとしてます。“福田組”には、完全に遊びに来ています!」と声高らかに宣言し、会場は大爆笑に包まれていた。

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