ラモス瑠偉「日の丸の為に戦っている」ビーチサッカー日本代表・茂怜羅オズを大絶賛

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勝村政信と皆藤愛子がMCを務めるテレビ東京のサッカー番組『FOOT×BRAIN』(毎週日曜11:00~)が4月30日に放送。日本サッカー界のレジェンドの一人、ラモス瑠偉がゲスト出演し、番組アナリストの都並敏史、北澤豪と共にビーチサッカーについて語り合った。

サッカー、フットサル、ビーチサッカーで代表に選ばれた世界で唯一の存在でもあるラモス。ビーチサッカーを始めたのは、現役時代に「世界選手権に招待するから日本代表を作って来て欲しい」とある人物に頼まれたことがきっかけだという。そして、日本代表として1997年の世界選手権に出場。その後、FIFAからワールドカップへの招待を受けた日本サッカー協会に依頼され、ラモスは監督として手腕を振るい2005年大会でベスト4、2009年、2013年大会でベスト8に導くなど輝かしい実績を残してきた。

そして現在、ビーチサッカーのワールドカップがバハマで開催されており、日本代表も出場しているのだが、その中にラモスが「こんな選手は見たことがない」と驚く選手がいるという。その名は茂怜羅オズ。ブラジル代表になるチャンスを捨て、さらに世界中のクラブからのオファーも断り日本代表を選択。負荷の高いビーチサッカーでは、代表クラスであっても6分程度しかプレーを持続することはできないそうで、「こんなに休みなしで戦う選手はいない。本当に日の丸の為に戦っている」と大絶賛。「彼の姿を見て他の人も良いところを盗んで欲しい」と語り「日の丸を背負って戦っていることに満足しているようでは許せない。日の丸を背負って戦うことがどんなに名誉なことか忘れている。A代表も同じことが言える」と語った。

そしてラモスは、ビーチサッカーに必要なのは「精神力」だと明かした。技術は必要不可欠だが、ビーチでは砂に足が取られ、2~3m走るだけでも非常に疲れる上に、その状態でブレたボールをトラップし、正確にパスを出す必要がある。さらに足がパンパンでも必死にボールを追いかけなくてはいけない。それでも「代表になったらそれくらいの気持ちがないとやれない」と断言した。

一方でラモスは、ビーチサッカーは辛いけれど、すごく面白いと笑顔を見せる。「オーバーヘッドキックやボレーとか、アクロバチックなプレーが多い。それに1分で3~4点入ることもある」と語り、「ブラジルだとビーチサッカーをしていれば可愛い女の子が水着で見に来るから、Tバッグが見たくて皆がやってる。でも、そのうちビーチサッカーそのものにハマっていくからTバックがなくても大丈夫になるんだよ」と、その魅力を楽しそうに話していた。

この模様は、BSジャパンで5月7日(日)26時10分から再放送。次回も同じメンバーで、日本代表やJリーグへの提言を行っていく。

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