ビートたけしvs山田孝之、看守と脱獄囚の闘いの結末は…

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ビートたけしが3年ぶりに主演を務めるドラマ「テレビ東京開局記念日 ドラマ特別企画『破獄』」(テレビ東京系列、21:00~23:18)が、4月12日(水)に放送される。

本作は、読売文学賞を受賞した吉村昭の同名小説(新潮文庫刊)を、脚本・池端俊策、監督・深川栄洋で30年ぶりにドラマ化。脱獄阻止のエキスパートであり、監獄の守り神として絶対的自信を持つ看守部長・浦田進(たけし)と、緻密な計画と大胆な行動力、そして無尽蔵の体力を武器に、犯罪史上未曾有の脱獄を繰り返した無期懲役囚・佐久間清太郎(山田孝之)との奇妙な共生関係を通して、「命とは何か」「生きるとは何か」そして、「人と人の絆とは何か」を描く、究極の脱獄&追跡エンターテインメントとなっている。

[あらすじ]日本軍がハワイ真珠湾を攻撃した翌年の昭和17年6月深夜。秋田刑務所の独房に、天窓の枠にぶら下がる佐久間清太郎の姿があった。そのまま猛烈な懸垂力でガラス窓を押し開き脱獄してしまう。その犯行は東京・小菅刑務所の看守部長・浦田の耳にも入る。前年まで小菅にいた無期懲役囚で、浦田が担当していた。青森でも破獄逃走をした危険人物だが、情に厚い浦田には従順だった。ところが脱獄から3か月後、佐久間が浦田の家に現れる。人間扱いしない秋田の看守を訴えてもらうため、浦田に会いに来たという。しかし隙をついて浦田が通報したことで再び刑務所に収監されることに……。

日本が戦争で苦戦に陥ったことを思い知った昭和18年。佐久間は網走刑務所へ送られる。さらに浦田も網走刑務所の看守長として転任が命じられる。網走に赴く前、浦田は娘の美代子(吉田羊)が働く図書館を訪れ、網走への転任を告げるが、2人の間にはどこか微妙な空気が流れていた……。1か月後、網走に着いた浦田は、看守部長・泉五郎(勝村政信)の案内で、視察窓を覗く。すると両手に錠をかけられた佐久間が、素手でむさぼるように食事をしていた。所長・貫井千吉(橋爪功)は「絶対逃してはならない」と意気込むが、浦田は「生半可では勝てない」と、専任の野本金之助(中村蒼)と藤原吉太(池内博之)を呼び出す。ちょうど佐久間が油断している時間だという。案の定、佐久間の手錠がはずれているのを発見。佐久間は暴れるが、浦田に気づくと表情を変え素直に指示に従い出す。さらに浦田は佐久間が隠していた小道具を見つけ出し、網走での最初の脱獄は失敗に終わるが……。

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