松重豊『孤独のグルメ』について「オワコン」「マンネリ」

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俳優の松重豊が、テレビ東京系列にて4月7日よりスタートするドラマ『孤独のグルメ Season6』(毎週金曜24:12~)の記者会見に出席。約5年間続いている本作の魅力についてや、Season6の見どころを語ったほか、番組の存続を左右する“ある発言”をしてスタッフをざわつかせる場面があった。

『孤独のグルメ』とは、原作・久住昌之、作画・谷口ジローによる漫画。2012年1月、10月クール、2013年7月クール、2014年7月クール、2016年10月クールと5期にわたってテレビ東京系列にてドラマ化され、数々の“夜食テロ”巻き起こしてきたグルメドキュメンタリーだ。Season6では、主人公・井之頭五郎(松重)のホームグラウンドである都内ロケのほか、地方出張も健在。それに加え、色々な国やジャンルのグルメが続々と登場するという。

Season6にして番組初の記者会見だということで、松重は「もう5年、この『孤独のグルメ』で五郎を演じているのですが、なんでこのタイミングで記者会見をやらされるのか……まったくもって疑問です」とチクリ。さらに「出演のお話をいただいた時に、“誰が見るの?”と(思った)。ただオッサンが淡々と飯食っているだけで、その後にちょっとモノローグが入って出来上がったドラマを、テレビの前の皆さんはどう思うのか正直わからなかった。Season6を撮っている今も、わかってない(笑)」と話し、笑いを誘った。

また、Season1からまったくスタッフが変わっていないことについて「五郎はお酒が飲めないという設定。でも、スタッフは本当に呑兵衛だらけ」と小言を言いつつ、「最初は照明1人、録音1人とかでトータル10人ほどで始めたのが、ちょっとずつスタッフさんを雇う予算が増えてきて、人数は普通のドラマに……負けはしますけど(笑)、それくらいにはなってきました。5年経って振り返ると、本当に家族が出来上がっているなと思う。ありがたいことですね」と感謝を述べた。

また、嫌いな食べ物を聞かれると「親が良い育て方をしたのか、本当に好き嫌いがない。唯一、子どもの頃にサンドイッチの中に“ある物”が入っていて、口の中に入れた瞬間に泣きながら吐き出したことがあります。それはスタッフには言っていないのですが、それが出てきたらこの番組は終わりだと思います」と明かし、その“ある物”の正体については「秘密です。“食わず嫌い”(『とんねるずのおかげでした』内のコーナー)に出たことがないので、まだ言わない」と話し、スタッフをざわつかせた。

最後に、見どころを「もう気負うことはない。この間“オワコン”という言葉を聞いたのですが、この番組にピッタリだな~なんて思った。終わってもいいって視聴者が思っても仕方がないくらい、マンネリ。どこに向かえば良いんだろう? という気持ち。でも、美味しいものは尽きることがないので、それがある限り形を変えてでも出来るのかな、とボンヤリしながらやっています。美味しいものをどこまで見つけることができるかという冒険の旅が始まったなと思っています」とアピールしていた。

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