吉田羊、ビートたけしと親子役で共演 満島ひかりは山田孝之の妻役に

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吉田羊満島ひかりが、4月12日(水)放送の「テレビ東京開局記念日 ドラマ特別企画『破獄』」(テレビ東京系列、21:00~)に出演することがわかった。

本作は、読売文学賞を受賞した吉村昭の同名小説(新潮文庫刊)を、脚本・池端俊策、監督・深川栄洋で30年ぶりにドラマ化。脱獄阻止のエキスパートであり、監獄の守り神として絶対的自信を持つ看守部長・浦田進(ビートたけし)と、緻密な計画と大胆な行動力、そして無尽蔵の体力を武器に、犯罪史上未曾有の脱獄を繰り返した無期懲役囚・佐久間清太郎(山田孝之)との奇妙な共生関係を通して、「命とは何か」「生きるとは何か」そして、「人と人の絆とは何か」を描く、究極の脱獄&追跡エンターテインメントとなっている。

吉田が演じるのは、浦田の娘・浦田美代子。母と兄妹が関東大震災で死亡し、自らも大けがを負う。当時、浦田が家庭より仕事を優先し、家族を助けに帰って来なかった事に対して今でも複雑な思いを抱いているという役どころだ。

たけしとの共演に、吉田は「予てより、たけしさんとお芝居でご一緒できたらいいなと思っており、今回、しかも親子役でそれが叶い本当に嬉しかったです」と喜びを述べ、さらに「現場では初共演による空気感が、この父娘の微妙で繊細な関係に重なり不思議としっくりきたのを覚えています。たけしさんが全身で放たれる孤独、後悔、情熱、慈愛、また山田さんが作り上げた生き写しのような佐久間は見応えという言葉では足りないくらいです」と撮影を振り返った。

また、吉田は作中のナレーションも担当。「どうぞ静かに、じっくりとご覧いただけたら嬉しいです」とコメントを寄せている。

そして満島が演じるのは、佐久間の妻・光(みつ)。貧しい家に生まれ、17歳の時に遊郭に売られる。19歳の時出会った佐久間とその後結婚、子どもも授かった。家を守り、無期刑囚となった佐久間をずっと待ち続けているという役どころを熱演する。

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