中山美穂、東山紀之の“ご褒美”発言に照れ笑い

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東山紀之中山美穂が、3月29日(水)に放送される「ドラマ特別企画 松本清張『花実のない森(かじつのないもり)』」(テレビ東京系列、21:00~23:08)の記者会見に出席。“花の85年組”で同期デビューにして、ドラマ初共演となった今作の見どころや、濃厚なラブシーンについて語った。

本作は、松本清張によるサスペンスミステリー「花実のない森」(光文社文庫)が原作。数ある清張作品の中で未だテレビドラマ化されたことのない、幻の名作だ。東山演じる主人公・梅木隆介は、仕事もルックスも完璧なIT会社のクリエイティブプランナー。ドライブ帰りに謎の美女・みゆき(中山)と出会い、その妖艶な魅力の虜に。そんな中、みゆきに近づいた男が次々と謎の死を遂げていく。みゆきは本当に殺人者なのかを突き止めるため、執拗な独自調査に乗り出す梅木。彼が最後に辿り着いた真実とは……?

2人は同期デビューにして、ドラマ初共演。また、撮影が久しぶりの再会だったということで、東山は「僕演じる梅木は、中山さん演じるみゆきに一目ぼれをする役なのですが、デビューした当時、『夜のヒットスタジオ』で中山さんを見た時に“なんて美しい人がこの世にいるのだろう”と思ったことをふと思い出して、すぐ役に入ることができました。感慨深いものがありました」と語り、中山は「(東山は)本当に変わらないと思いました。お互いこれまでの歴史というものを見ている人も感じると思うので、そういうところも作品に織り込まれていくんだと感じました」と、2人揃ってしみじみとした表情を浮かべた。

また、作中のラブシーンについて、東山は「僕は12月12日にデビューしたのですが、ちょうど12月12日に中山さんとのキスシーンがあったので、ご褒美をいただいたような気がしないでもない……(笑) ワクワクしながら演じさせていただきました」と明かし、それを受けて中山は照れ笑い。そんな中山は「東山さんは結構体当たりなタイプだなと思いました(笑)」と感想を述べていた。

さらに、撮影中の楽しいエピソードを聞かれると、東山は「ハードスケジュールだったので、楽しいことがあまりなかったんですけど……やはり中山さんと一緒だということで、(全盛期の)忙しい時期を思い出しました。また、クリスマスイブにベッドシーンの撮影だったので、それもご褒美でしたね(笑) 中山さんは僕の人生でとても大事な人になったと思います。大変な撮影も乗り切れました」と語り、記者陣の笑いを誘った。

最後に、東山は「人間の内面を深くえぐる。自分の何かそういうものと照らし合わせながら見ていただけると、より共感を得るんじゃないかと思います」と作品をアピール。中山は「スピード感が演出されていますので、面白い。人間の奥深さ、悲しみ、嫉妬、苦しみなど、本当に色んな感情をグッと抑えて、最後にそれが爆発する感じが出ていると思います」と見どころを語っていた。

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