“おじさん版テラスハウス”名脇役6人がシェアハウスで暮らしてみると…

公開: 更新:

遠藤憲一大杉漣田口トモロヲ寺島進松重豊光石研といった日本映画界に欠かせない“名バイプレイヤー”たちが、“本人役”で出演する異色ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(毎週金曜24:12~)が、1月13日よりスタートする。

本作に出演する6人は、2002年のとある特集記事で“日本映画界を支える俳優6人”に選出されており、それ以来、いつか一緒に映画をやりたいと語り合っていた仲。シェアハウスで共同生活を送るという設定で、些細なことでケンカしたり、他愛もないことで盛り上がったりと、微笑ましいやりとりを繰り広げる。その中で垣間見せる、何十年も現場の一線にいた彼らの役者としての凄みや矜持、そしてこだわり。ダメダメだけどなぜか憎めないおじさんたちが、毎回笑いと感動を呼ぶ。

第1話は、朝6時のシェアハウスのダイニングで、遠藤、大杉、田口、寺島、松重、光石が一つのテーブルを囲み、賑やかに朝食をとっている場面からスタート。

3カ月前、6人に大きな仕事のオファーが舞い込んだ。中国のネット配信動画チャンネル「友中」が、開局記念番組として『七人の侍』のリメイク版を作るという。制作費は50億円、監督は世界的に有名なチャン・イーモウで、主演は“あの大物俳優”だという一大プロジェクト。怪しげなオファーに最初は警戒したものの、信用した6人は引き受けることに。そんな彼らに、監督は一つの条件を提示。それは、侍役の7人がお互いの「絆を深めるため」、クランクインまでの3カ月間共同生活をするようにというものだった。

迎えた共同生活初日、主演俳優の姿だけが見えない。仕事が立て込んでおり、しばらく来られないというのだ。一抹の不安を感じる面々。慣れない家事に手を焼く中年男たちの生活は、すぐ綻び始める。実は6人の共演は今回が初めてではない。10年前、彼らは映画の自主制作に取り組んでいた。タイトルは『バイプレイヤーズ』。だが意見が衝突したため、制作は頓挫していた。不自然な共同生活。揉め事が絶えぬなか、10年前の繰り返しになりかねないと全員が危惧する。さらに、この大型プロジェクトにもある秘密が。そんな中、主役降板の噂を聞き、シェアハウスに激震が走る……。

PICK UP