芥川賞作家、蛭子能収を「天才」と賞す 漫画をまとめ買い

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11月26日(土)に放送される「テレ東→六本木3丁目移転プロジェクト特別企画 土曜スペシャル『ローカル路線バス乗り継ぎの旅~特別編~』」(テレビ東京系列、18:30~20:54)で、太川陽介蛭子能収に代わって旅をする“迷コンビ”が決定。個性派俳優の田中要次と、芥川賞作家の羽田圭介がコンビを組み、さらに元AKB48の宮澤佐江をマドンナとして加えた3人が、熱海から金沢を目指す。

同番組は、太川と蛭子の名コンビに、毎回異なるマドンナ(女性ゲスト)を迎え、路線バスだけを乗り継いで3泊4日でゴールを目指す“ガチンコ旅バラエティ”。しかし、今回の特別編では太川と蛭子のコンビではなく、田中、羽田、宮澤の3人が旅をすることに。そのため、太川と蛭子は、旅のVTRを見ながら“ブツブツ言う”という役割で出演する。

この度、放送に先立って、旅を終えた3人のコメントが到着。以下にて紹介する。

<田中要次コメント>
太川さんと蛭子さんのコンビで長年続けて来られている番組ですから、まさかその役目が自分に回って来るとは思ってもいませんでした。実はドッキリ企画ではないかと疑っていたぐらいです。以前、(同じ土曜スペシャル枠の)「特急乗り継ぎ旅」で列車のガチンコ旅は経験しておりました。列車の旅では全体のダイヤを見て、乗り継ぎの予定を作る事が出来たのですが、バスの場合は地域ごとに会社が違うというのもあって、簡単に情報を得る事が出来ません。県境越えどころか、市を越える事すら難しい場所もありました。今回、路線バスの旅の難しさを思い知り、太川さんと蛭子さんのこれまでの功績に対し、身を通して改めて敬服しております。でも、明日どこまで行けるか分からない旅のドキドキ感はクセになりそうですね。羽田さんはテレビで何度か観させていただいておりましたので、ある程度知っているつもりでしたが、まだまだ驚かされることだらけでしたね。僕もどちらかというとボケ役なので、ツッコミ切れなくて申し訳なく思っております。マドンナの宮澤さんは、しっかりしていそうに見えて、堂々と日本語を間違って使ってくれるので油断が出来ませんでした(笑)。でも彼女の元気と笑顔が何よりも困難に立ち向かうエネルギーとなってくれました。今までと違うメンバーでの路線バスの旅、おとぼけ三人組のハラハラ、イライラな珍道中にご期待下さい!

<羽田圭介コメント>
この番組は何度か見たことがあり、海で遊んでいた蛭子さんが取っ払いのハンコを落としたシーンが最も印象に残っている。今回なんで自分が呼ばれたのかは、よくわからなかった。ただ、ロケ番組は小説家としてのネタ探しにも良いので、出演を決めた。最初は本当にすべてがアポなしなのだとは思わなかった。何度か旅ロケをしたことはあるが、今回は全然違った。最も過酷な旅だったが、振り返ってみると、最も楽しい旅となっている。既に己の心身が、路線バス乗り継ぎの旅を求めてしまっている。街を歩いていても、バス停に出くわすと時刻表や路線図を見てしまう。田中さんは、自分が中学2年の頃、映画『メッセンジャー』で初めて存じ上げ、『鮫肌男と桃尻女』、『呪怨』、『キル・ビル』といった、青春時代に見た映画に映っていた強面の役者さんとの共演だったので、お会いする前までものすごく緊張していたが、あんなにも気さくでいて、そしてゴールを目指すことに真剣になる方だとは思わなかった。ロケ中に出演映画の裏話の数々をうかがえたのが、良い思い出となっている。そして、どんなに疲弊しても、無理しているふうを一切感じさせず、明るく話しかけてくれたりコメントを続けたりする宮澤さんには、感動させられた。ただ体力があるだけですぐに口数が少なくなってしまう僕より、よほどタフな人だと思い、尊敬した。実際に自分でやってみると、太川さんの、将棋の棋士のように先手を読む技能は超人的だと思えるようになった。そこまで切羽詰まってやりながら、他の仲間たちを和ませたりする余裕をもっているのはすごい。帰りの移動中、ふと、蛭子さんのことが気になり、電子書籍リーダーで蛭子さんの漫画をまとめ買いして読んだ。天才により支えられているシリーズ番組なのだと実感した。

<宮澤佐江コメント>
出演が決まった時は、「大変そうだけど、楽しそう!」と思いました。田中さんは、役者さんをやられている時の渋さがなくて、とても楽しい方でした。そして羽田さんには、面白すぎてハマりました(笑)。物事をハッキリ言うキャラが素敵でした。私自身は、ロケ中は元気でいることをずっと心掛けていました。あとは、マドンナのとしての出演だったので、ワガママを演じています(笑)。初めましての3人がどんどん仲良くなって絆が深まっていくのを是非ご覧ください。

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