中谷美紀、坂口健太郎ら豪華キャスト集結『模倣犯』第1夜あらすじ

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累計420万部を突破した宮部みゆきの代表作『模倣犯』が待望のテレビドラマ化。中谷美紀坂口健太郎、満島真之介、山本裕典清水富美加ら豪華キャストが集結し、テレビ東京系列にて2夜連続でOA。その前編が、9月21日(水)の21時から23時18分にかけて放送される。

『模倣犯』は、第52回芸術選奨文部科学大臣賞や、第5回司馬遼太郎賞など六冠を達成した大ベストセラー小説。2002 年に映画が公開されて以来、今回14 年ぶりに映像化。“劇場型犯罪”を徹底的に描いた現代ミステリーの金字塔とも言われており、未曽有の連続誘拐殺人事件をめぐり、被害者家族、加害者家族、警察、マスコミ、そして犯人等々、多くの視点から重層的に見つめた、今なおミステリーファンを魅了し続ける名作となっている。

【あらすじ】東京・台東区の公園で女性の右腕と鞄が発見された。鞄は3カ月前から行方不明の20歳の会社員・古川鞠子(松本穂香)のものと判明。祖父・有馬義男(橋爪功)と母・古川真智子(室井滋)が警察の事情聴取を受けていると、テレビ局から通報が。犯人らしき人物が人工音声の電話で「腕は鞠子のものではない。彼女は別の場所に埋めてある」と告げたというのだ。茫然自失の真智子は車道にさまよい出て、トラックにはねられてしまう。そんな時、ルポライターの前畑滋子(中谷)はニュースで鞠子の名を聞きハッとする。鞠子は、中断していた失踪女性のルポで取り上げていた人物だったのだ。

滋子は雑誌『サブリナ』編集長の板垣雅子(高畑淳子)を訪ね、失踪者のルポを書かせてほしいと頼み込む。熱意に動かされた板垣は「右腕の第一発見者は塚田真一(濱田龍臣)という17歳の少年で、1年前に起きた一家強盗殺人事件の唯一の生存者」だということを滋子に明かす。少年を“新たな悲劇の発見者”とする切り口で書くという条件で、滋子は連載を担当することに。また、真一は、家族が殺された事件と向き合い前に進むために、滋子の取材の助手をしたいと申し出る。

そんな中、人工音声の電話を受けた義男。ホテルに呼び出されてフロントに行くと、手紙が預けられていた。預けたのは女子高生だったという。手紙の指示通りに動いたが情報は得られず、義男は憔悴しきって古川家に戻ると、玄関には鞠子の腕時計が入った紙袋が……。添えられていた紙には「これで俺が本物だと分かったか」の文字。義男は低く悲鳴を上げる。さらに、同じ日の真夜中、ホテルに手紙を届けた女子高生が死体で発見される。

相次ぐ殺人事件。警察やマスコミが翻弄されるなか、再びテレビ局に人工音声の電話が。人工音声は「古川鞠子は骨になった。運送会社の駐車場に置いた」と告げ、その通りに鞠子の骨が発見される。

犯行はなおも続き、今度は男性を拉致したと知らせてきた。警視庁捜査一課刑事・武上悦郎(岸部一徳)らが懸命の捜査を続けていると、そこに群馬の山中で車の転落事故発生の一報が入る。そして車中から、驚愕の事実が発覚するのだった……。

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