鈴井貴之が手掛ける北海道が舞台のドラマ『不便な便利屋』がSPとして復活

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岡田将生が主演を務め、テレビ東京系列の「ドラマ24」枠にて2015年4月クールに放送された『不便な便利屋』が、この冬、スペシャルドラマとなって帰ってくることがわかった。

「水曜どうでしょう」の鈴井貴之が初めて連続ドラマ全編の脚本・監督を務めたことで話題となった本作は、極寒の北海道の名も無き田舎町で“便利屋”を営む3人の男たちを描いたハートフルコメディ。鈴井ならではの“常識破りな仕掛け”として、劇中で「1時間で作るスノーマン(雪だるま)の数」を競うギネス世界記録TMに挑戦。過去の記録を500体近く上回る2036体で、見事世界記録を更新した。

スペシャルドラマでも、脚本・監督は鈴井が担当。勘違いと妄想が甚だしい主人公の脚本家・竹山純役を岡田、名も無き町で便利屋を営む松井英夫役を鈴木浩介、離婚歴3回の元刑務官・梅本聡一(バツさん)役を遠藤憲一が引き続き演じる。

今回の続編決定に、岡田は「前作の撮影中から皆さんと続編がやれたらいいねと話していましたが、やっとできます。待ってました。遠藤さん、鈴木さんとの掛け合いが楽しみでしょうがないです。また一段とパワーアップして帰ってくるので、僕自身楽しみながら最高の作品をお届けできるよう頑張ります!」とコメント。

鈴木は「またあの町の空気が吸える! 不便な便利屋の世界を堪能させていただきます。楽しみです! 純くん、バツさん早く会いたーい!」と喜びを語り、遠藤は「北海道のキラキラした美しさの中でまたお芝居できるのが楽しみです。東京ではできない、北海道ならではの作品になればいいなと思っています」と意気込んだ。

あの町を去ってから1年半……。再び舞い戻って来る竹山を“予想不可能な出来事”と“運命のいたずら”が手招きをして待ち受ける。秋の美しい北海道を舞台に、3人の愛すべき男たちが、ちょっぴり心温まるハートウォーミングコメディをお届け。さらに今回、新たなヒロインも登場するとのこと。

また、今回も鈴井ならではの仕掛けとして、劇中で便利屋の3人が制作するショートフィルムを、10月10日から16日に札幌市で開かれる『【No Maps/Film】第11回札幌国際短編映画祭(SAPPOROショートフェスト2016)』に正式出品することもあわせて発表された。

鈴井は「竹山純くんが、またあの北国の町にやってくる。きっとまた一つも二つも騒動を引き起こしてくれるのだろう。その騒動はまたしてもドラマの枠を超えてしまう。前回はドラマなのにギネス世界記録に挑戦し、見事世界一になった。今回はドラマの中で、短編映画を制作し、『札幌国際短編映画祭』に出品してしまう。どこからがドラマで、どこからが現実なのか。それはこのドラマ『不便な便利屋』を見てくれる視聴者の皆様にも言えること。テレビ画面で見るこのドラマを日常生活の中に組み込んでもらう。皆さんの生活の一部になる。そんな作品になり得たら最高に嬉しく思う。ドラマの舞台となる北海道の小さな町では、すでにこの続編のことで盛り上がっている。現実での市民の方々にとってはすでにこのドラマは日常化している。そんな人々が日本全国に広がっていくよう願いたい。さあ、ハチャメチャで素敵な人々が繰り広げる珍騒動。あなたも是非、その騒動の渦中で笑い転げて欲しい。僕も今からワクワクしている。お楽しみに‼」とコメントを寄せた。

不便な便利屋 2016 初雪』(仮)は、年末年始に放送される予定。

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