玉木宏vs仲代達矢!初共演ドラマで“対決”

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玉木宏が主演を務める「六本木3丁目移転プロジェクト特別企画 ドラマスペシャル『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』」(テレビ東京系列、10月5日21:00~23:08)に、“永田町のドン”と呼ばれる大物政治家・橘洋平役で仲代達矢が出演することがわかった。

真山仁の社会派長編小説『売国』(文春文庫刊)を民放で初ドラマ化する本作。東京地検特捜部に赴任した検事・冨永真一(玉木)が、大物政治家の橘が絡む闇献金疑惑事件の捜査に奔走していると、ある宇宙開発にまつわる疑獄事件との繋がりを発見。そして、その事件が政界と産業界の深い闇に繋がっていく……。

今作で仲代と初共演となる玉木は「今、仲代さんとご一緒させていただくことは、すごく意味のあることだと思っています。緊張感もありますが、良い時間を過ごさせていただいて、この作品で共演させていただけるというご縁を、非常にありがたく思っています」と喜んだ。

仲代も「60年も役者をやってきて、いつも若い人の鮮度にはかなわないなあと思いながらやっているんですが、もう83歳になりまして、そろそろかなあと思っているときにこういう作品に出していただいて、玉木さんと横に並ばせていただいて、大変緊張しております(笑)」と語った。

そして、演じる橘洋平について、仲代は「謎めいた政治家なのですが、謎めいているというのが一番難しい。“こういう性格”とわかっていればやりやすいんですけれど……。まあ、監督や共演者、スタッフと、どうやったらいいのか試みてみたいと思っています」と明かし、そんな橘と“対決する”冨永役の玉木は「撮影のなかでも、橘との対峙シーンを一つの骨としてずっと考えてきました。冨永の魅力は、彼の誠意が物事を動かしていくところなので、なるべくヒーローっぽさはなくして演じました。迷うところは迷いながら、最終的に橘のところに辿り着いた、という誠意が伝わるようなお芝居を心がけました」と、演じる上で工夫した点を述べた。

最後に、仲代は「世の中の仕組みとして、裁判というものがあって、警察というものがあって、検事というものがいて、政治家というものがいて、政治家の組織というものがあって、そのどこかで“闇の部分”があって。そこに果敢にこの作品は突っ込もうとしている。そういう意味において、演じる自分としてもとても出来上がりを楽しみにしています」とコメント。玉木は「この作品の見てほしいところは人間ドラマです。政治家だけでなく、社会人の皆さんが社会の中で生きていく難しさや、でも正直でありたいという思いがうまく伝わるといいなと思っています」と見どころを語った。

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