石倉三郎、俳優デビューは高倉健からの“ある一言”がきっかけだった

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俳優の石倉三郎が、8月16日に放送された『チマタの噺』(テレビ東京系列、毎週火曜24:12~)に出演。俳優デビューのきっかけが、名優・高倉健さんからの“ある一言”だと明かした。

俳優を志す前、青山のスーパーでアルバイトをしていたという石倉。休憩の際、隣にある喫茶店に行くと、高倉に遭遇。そこから3か月間、毎日高倉に会い続けた。ある時、高倉の方から「サブちゃん」と話しかけられ、「明日、渋谷でヤクザものの映画の撮影があって、大阪弁の役でセリフが難しいから、ちょっと聞いてくれ」と頼まれた。それがきっかけで高倉と交流を持つことになったという。

さらに、それから数日たったある日、高倉から「エキストラだけど、ギャラが出るから東映に来るか?」と誘われ、東映に入社。石倉の本名“石原”に、高倉の“倉”の字をもらい、“石倉”という芸名にしたと明かした。

それから“色々あって”東映を退社。紹介してくれた高倉に伝えに行った際、「ケンカはよくないよ。泥水に膝までつかるってよく言うだろ。男だったらここ(顎)まで浸かる根性はあるか?」と言われ、「ありますよ!」と答えると、「じゃあ頑張れ」と励まされ、役者は続けると決意。

それから23年たって、映画『四十七人の刺客』で高倉と再会。挨拶に行くと、高倉に「サブちゃん、潮が満ちてきたな」と言われ、「これは嬉しかったねぇ」と振り返り、しみじみとした表情を浮かべていた。

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